震災時、一時的に遺体を収容する施設として使用されていた宮城県の某総合体育館にて

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宮城県に住んでいるものです。

高校時代の話なのですが、私の所属していた柔道部の後輩には霊感のある後輩がいました。

初めは全く信じていなかったのですが、この体験をしてから信じるようになりました。

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その日は県大会があり、宮城県の某総合体育館に行きました。

私たちの高校が他校よりもかなり早く体育館に到着してしまい、時間を持て余してしまいました。

柔道部の仲間と体育館の中で準備をしながら待っていると突然非常ベルが鳴り響きました。

最初は故障かと思っていたのですが、止まっては鳴り、止まっては鳴り…と繰り返していました。

そのとき後輩も霊が見えたと言っていたのですが、その時はまだ信じていませんでした。

大会が始まり、試合が行われ始めたのですが奇妙なことが起こりました。

怪我人が異常に多いのです。

通常試合で怪我をするのは良くあることなのですが、多くてもひとつの大会で4,5人ほどです。

しかしその日は続出し、午前が終了したときに約20人ほど怪我人が出ました。

なんだか変だなあと思い、後輩と話していたのですが、後輩がいきなり上を見上げ、

「今出て消えた!」と言い、その瞬間、非常ベルが鳴り響きました。

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さすがに恐怖を感じていると、空気が重く感じ気分が悪くなりました。

大会が終わりかけの時に私自身も肩を怪我をしてしまい、その大会は後味が悪いまま終わってしまいました。

しばらくたってから、その大会の話を後輩としたときに衝撃的なことを言われました。

実は私が怪我をする前から肩に手が乗っているのが見えていたと…

そんなの後付けだと思って他の柔道部員に確認したら、私以外怪我をする前からそのことを聞かされていたことを知りました。

私たちが大会で使用していた某体育館は震災時、一時的に遺体を収容する施設として使用されていた場所でした。

一時的であってもそんな場所が荒らされることに、霊は怒っていたのかもしれません。

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