真夜中に必ず埋まる京都にある女子大の寮のトイレ

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これは、私が大学生の時に体験したとても考えられない恐ろしい出来事です。

私は大学生になった頃、京都の女子大に通っていました。

その大学は以前戦地にもなった場所であり、そこで大勢の方が戦争で亡くなりました。

そのこともあり、この大学の先生からはよく霊が見えるという話を耳にすることも多くありました。

しかし今まで怖い体験や霊の存在を感じたことのない私は、それを真には受けていませんでした。

実家からの通学に無理があった為、大学内にある寮での暮らしをしていたある日のことです。

夜中にトイレに行きたくなった私は、寮にある共同のトイレに向かいました。

当然のごとく、トイレには誰もおらず、電気も消えている状態でした。

電気を点けて手前の個室に入ろうとした時、何か違和感を感じました。

その違和感が何かとトイレをしながらも考えていると、1番奥のトイレのドアが明らかに閉まっていたことに気がつきました。

寮のトイレは、未使用時には内側にドアが入り込むタイプの物でした。

つまり、誰かが入ってドアを閉めているということです。

私はその事実に気がついた時、とても怖くなり、急いで振り返りもせず部屋に戻りました。

とても怖くて夜も眠れませんでした。

次の日にはその話を寮の友人達に話しましたが、誰も信じてはくれませんでした。

しかし数日経った頃のある日、夜中にトイレへ向かった友人が顔面蒼白になりながら部屋へ帰ってきました。

私はどうしたのと尋ねると、友人はこう言いました。

1番奥の方トイレのドアが閉まっていて、よく見ると、下の隙間から足が見えていた、と。

私はその話をきいて、自分が見たものは間違いではないという確信に変わりました。

1番奥のトイレにいた彼女が、生徒達に危害を加えることはありませんでしたが、

真夜中にトイレに行くと、必ず居る彼女は、わたし達に何を訴えていたのでしょうか。

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