夏のテレビ番組
「本当にあった怖い話」でも取り上げられたのですが、
わたしの友人の自宅近くに県営団地があります。
そのうちの一つ、大きな貯水池を見下ろせる棟で、
当時は飛び降り自殺が多発しておりました。
そして、はじめは2、3人でしたが、
次第に県外からも自殺者が集まるようになってしまいました。
そのせいもあって、その一部分だけ団地が薄暗く気味が悪いです。
また、駐車場のところどころに目をやると、変色した古い血痕が今でも残っています。
小さな団地であまりに同じ案件が増えてしまったため、
警察が車だけ引き取って住民が
駐車場に散らばった死体を清掃していたそうです。
公安が本当に一般市民にそんなことを
委託していたのかどうかは甚だ疑問ですよね。
ただ、わたしが幼い頃公園に向かう途中、
子供ながらに大人たちが駐車場でチリトリを手にしていたのを覚えています。
掃除するには不似合いなノコギリなどの工具も一緒に。
当時のことを友人の親御さんに聞いても口を噤んでしまいましたので、
何かしらの理由があるのでしょう。
以前友人が怖いもの見たさで、
立ち入り禁止を乗り越えて非常階段を登りました。
わたしは怖かったので建物の前で待っていたのですが、
1時間しても戻らないので携帯に電話をかけました。
一向に電話に出ないので、慌てて友人なり警察やらに電話をかけようとすると、それまでスマホでゲームをしていて電波は悪くなかったのになぜか圏外に。慌てて友人の実家に走って親御さんを呼んできました。
わたしたちが駆けつけると、友人はふらふらしながら出てきました。
無事でしたがひどく具合が悪そうでした。
話を聞くと、なんと途中で頭痛に襲われ、
6階と7階の間の踊り場で気絶していたそうです。
今回わたしたちは無事でしたが、
テレビで取り上げられた際、
赤い服の女性が取り憑くなんて言われていました。
友人は気絶するだけですみましたが、
今までそこから飛び降りた人たちは本当に取り憑かれていたのでしょうか…?
別に辺鄙な田舎などではなく、仙台から公共交通機関で行ける場所です。
勇気のある方はぜひその不気味さを実際に感じてみてください。
遠目にみても、物々しい雰囲気を感じますよ。



コメント