私は心霊スポットとなるものを行ったことがありませんが、
子供の頃に未だに思い出すたびに「何だったんだろう?」と思う謎の廃墟がありました。
十数年前、大阪のH町に従兄弟の家族が住んでおり、私も従兄弟も当時小学生で家が近かったため、よく遊んでおりましたが、
H町はごく普通の住宅街でしたが一戸だけ所有者も分からない火事で燃やされたような、いわくつきのボロボロの家がありした。
いつ頃その存在を知ったのか覚えていませんが、二回ほど従兄弟の友達数人と集まって中に入ってみることになりました。
一回目は細長の庭から入り口の前まででしたが、その中の一人がドアの前まで行くと突然
「何かが見えた」とか行って怖がって家の中には入らずに断念して出て行き、
それで終わればよかったのですが、別の日に従兄弟が面白がってまだ小さかった私を連れて、また別の友人と再度その廃墟に訪れ今度はその建物の中に入ったのでした。
あまり細く覚えていませんが建物内は誰か住んでいたのであろう、
そこまで広くない普通の家で窓ガラスは割れまくっており誰かに荒らされてうす暗くて
その頃は春なのに寒くて、まだ小さかった私は怖くて怖くて従兄弟にしがみつきながら、
部屋をまわっていっていきましたが、その時は誰も霊感がなかったのか霊が見えたわけでもなく、幸いにも何も起きずただ寒かっただけでした。
その以来その家には関わることなくその数年後に従兄弟の家族も引っ越ししてその町にくることはなくなりましたが、
成人になってからも思い出すたびに「なんだったんだろう?」と従兄弟の間に話題になりますが、ネットで探しても情報が見つからず未だに謎のままです。