屋上に立つ髪の長い女性(兵庫県芦屋市)

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20年以上前に同級生の友人と夜遊びしてた頃の話です。

10月か11月の少し肌寒い季節だったと記憶しております。

友人は家庭環境が悪く、祖父母のマンション(5階建て)に

居候しているというので原付に乗って遊びに行きました。

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友人は免許も無く、原付で二人乗りする訳にもいかずタクシーに乗って西宮市に行きました。

パチンコや飲食、カラオケなど楽しんだ後芦屋市のマンションにタクシーで戻り

マンション敷地内の公園のベンチで煙草を吸いながら喋っていました。

深夜1時頃「そろそろ帰ろうか。」って友人に告げ帰り支度をしているときに

隣のマンションの奥の建物(マンションより高い)屋上に立つ髪の長い女性?がいたのです。

女性と思うのは長い髪の毛とスカートが風になびいていたからなのです。

自殺しようとしているなら止めないと友人に言ったのですが、友人にはその女性が見えないというのです。

「あそこ。」「どこ?」「指差しているあそこ。」

「だからどこ?」「隣のマンションの奥に建物があるやろ!」

「うん」「その上や!」「わからん。」

そんな問答をして「とにかく助けに行こう」と

友人の腕を引っ張って向かい始めた時に、背中に氷を入れられた感じ?がしたのです。

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なんかヤバイと感じて帰ろうとしたら、

怖がりの友人は帰るのが怖いと言い出し私が帰るのを引き止めるのです。

理由を問いただすと祖父母のマンションの部屋は5階で

隣のマンションの奥の建物と目線が同じになるのです。

「走って帰れ!」「付いて来て」「嫌や!」

「千円上げるから」「嫌や!」

「5千円上げるから!」「行く。」

こんなコントみたいな会話をして走って階段を駆け上がり、急いで帰宅しました。

帰宅してめずらしく起きていた母親に「喧嘩してきたんか?」と聞かれ

「なんで?」と聞くと「腕から血が出てる」と言われ左手を見てみると血が垂れていたのです。

原付で走っているときに木の枝にでも引っ掛けたかな?と思いながら服を脱ぐと左ひじから手首まで切れていました。

なりより驚いたのは長袖の服に血は付いていたものの一切破けていなかったのです。

翌日友人から電話があり、その事を話したら「やっぱり霊的な事やったな」と言うのです。

「なんかあったんか?」と尋ねたら隣のマンションの奥に建物は無いとの事でした。

建物は友人も目撃しているのです。

それからその場所には行っていません。

友人は音信不通になりました。

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