これは私がまだ専門学校に通っていた頃の11月の頃の話です。
当時の私は車好きな彼ができ、一人暮らしも始め夜中も友達と彼氏などとでドライブに行ったり山に車を走らせに行っていました。
ただ唯一私が拒んだのは心霊スポットに行くということです。
私の家系は曾祖母がいたこだったこともあり代々霊感が強く、私もよく見てしまうのです。
それがどれだけ気味が悪いかよく知っていたので…
しかし11月のその日はただドライブに行くだけと彼と彼の友人とで遊びに出かけました。
私はてっきり山にドライブに行くと思っていたのですがいつもと違う道を進む彼にどういうこと?
と問いかけると、いつも絶対行かないと言うから嘘をついた。と騙されて連れ出されてしまいました。
ですが帰りたくても時すでに遅く山の中。
一人帰ってこれるはずもなくとりあえずやばかったら速攻で引き返してもらおうと心に決めて同行しました。
しかし車を走らせていくと徐々に頭痛がひどくなって行きました。まずいかなと思い出した時。
え?ゆき?
ふと外を見ると大粒の雪が。
東北地方ですが流石に11月前半に大粒の雪は見たことありません。
その時点で引き返せばよかったんです。
そしてついたのはよく耳にする心霊スポットのトンネルでした。
ここだけは来たくないと思ってたのに…ついにきてしまった。
友人も彼もなんだ何も無いじゃんと不機嫌でしたが、私はトンネルに近ずくにつれ明らかに足が熱くなってきたのです。
そしてトンネルの入口に差し掛かった時、私は強い耳鳴りと同時に足が焼けるように暑く、女性が熱い!熱い!と叫んでいるのが聞こえました。
私は必死に引き返して!!と声を出しそのまま意識が遠のいて行きました。
そして目が覚めたのは山を降りたいつものゲームセンターの駐車場でした。
彼と友人は青ざめたような顔でごめんねごめんねと繰り返し私に言ってくれました。
そして友人は、びっくりしたよ。あんた引き返してって言ったのにその後すぐ車から降りようとしてて。引き止めて帰ってこようとしたら、足が熱いって暴れ始めたから…と。
私にはそのような記憶は一切ありません。
それで終わればよかったのですが、次の日同乗していた友人が事故にあい両足に大やけどをおいました。
私についてきてしまった女は同乗した友人について行ってしまったようです。