福島県の中央部にある湖の近くの廃墟のペンションです。
実はペンションはこの地元ではかなり有名で、
数順年も前から肝試しのスポットとして一番に名前が上がるほどの場所です。
廃墟になった経緯やペンションが心霊スポットといわれる理由はさまざまあり、
今回は特定することは避けさせてもらいます。
(話の中には経緯を話すとたたられるというような噂もあるので…すいません)
そもそも、このおばけペンションのある場所までが、心霊スポットでもあります。
福島県の中心部の郡山市から会津方面に抜ける国道で道は狭く一本道の道路があるのですが、
冬は雪などでスリップも多く死亡事故が多い道路として有名です。
それに加え、近くの湖でも自殺者や水難事故者が毎年のように現れ怖いうわさが絶えない場所です。
私がそんな噂のペンションに初めて行ったのは免許取りたての18歳の頃でした。
友人と4人で行ったのですが、夏にもかかわらず外は肌寒く半袖では鳥肌が立つぐらいでした。
ペンションに向かう道は細道になっていて細道の先にはペンションしかありません。
しかし、ペンションに向かう途中の道で友人が老人とすれ違い挨拶をしました。
もちろんその時には、初めて行くのでその道がペンションで行き止まりとは誰も知りません。
しかも、全員が目撃をして老人も当たり前のように挨拶を返してきたので疑う余地もありませんでした。
初めての心霊スポットに皆で盛り上がり帰る頃には老人の事も忘れていました。
後日、別な友人と同じペンションに行くことになり、
ペンションの近くには民家もなく
老人が夜中にひとりで出歩くことはありえないということを知らされるのでした。