これは私が中学二年生の頃の心霊体験です。
その頃はちょうど夏でとても暑い時期でした。
私は涼みたいなと考え、友達を複数人誘い、心霊スポットに行くことにしました。
そこは地元で有名な場所でこの地域に住んでいる人で知らない人は居ないくらいでした。
中は公園のような感じで吊り橋やトンネルがあります。
私たちは夕方から夜にかけての時間に行き、中に入って色々詮索したり写真を撮ったりしましたが、心霊的なことは全く起こりませんでした。
しかしその日の夜、部屋の中で夜中2時頃まで布団の上でゲームをしていたのですが部屋の外の廊下で足音が聞こえて来ました。
誰かな、とドアを開けて見てみましたが誰もいません。
その時は気のせいかと思っていましたがその日以降その足音は決まって夜中に聞こえるようになりました。
そして、二週間ほどたった頃の夜中は静かでした。私は安心し、今日は歩かないのか、と言ってしまったその時です。
アアア!!、とすごく低くて大きい声が廊下で響き渡っていました。
私は怖くなり、布団にくるまったまま寝ていました。
その日以降、昼夜問わず私が一人でいるときや一人だけ起きているときに心霊現象が頻繁に起こるようになりました。
時には床に落ちている物が飛んでくることもありました。
そしてある日の夜、私はベッドの上で寝っ転がりながら頬杖をついて漫画を読んでいました。
私のベッドは窓に接していて私は体を窓の方に向けている状態でした。
漫画を1話読み終わったとき、視線を感じて自然と顔を上げ、窓の方を見ました。
肌が白く、目と口が黒く、髪の長い女が窓に張り付いていました。
それ以来私の身の回りでは何も起こっていません。
ただ、私の部屋は家の2階だったので人間ではないことは分かりました。