これは丁度1年ほど前の話です。
その頃私は転職を繰り返し、自分自身とはなんなのか。
日々葛藤しておりました。
付き合って約7年、同居して5年の彼女とも上手くいかず何もかもが苦しい日々でした。
彼女は夜中遊びに出る事が多くなり、私のどんな説得も聞かなくなり、
適当に遊びながら生きていきたいと言ってのける始末。
なんとも理解し難く、とりあえず別居に至りました。
仕事も新しく決まり、頑張ろうとした矢先に熊本地震は起こり母と同居していた私は仕事を退職し、夜になると避難所へ母を姉たちの元へ送り彼女と車中泊という日々も送りました。
しかし彼女の車中泊への不満、遊びに行けぬ不満等も漏らされもういっぱいいっぱいでしたが、働かざるもの食うべからずの世の中、近場の職場を探し面接の手配をしました。
数日後の深夜アルバイトを終え、証明写真を撮りに某レンタルDVDショップへ彼女と向かいました。
写真を撮り、帰宅してふと彼女が写真をみて
何これ、、?と
覗き込むようにして見ると私の写真すべての首元に赤黒い首輪のような跡がついておりました。
気味が悪かったのですが、光の反射だろうと笑って済ませました。
その2日後、深夜のアルバイト帰りに彼女が男性の車の助手席に乗っているのを目撃。
怒りをあらわにし男を引きずり出そうとすると車を発進させ、彼女はその男性と逃げていきました。
悔しくて涙に塗れ、アルコールを多量摂取し包丁を片手に握って死のうと覚悟しました。
しかしアルコールでいつの間にか意識を失っており目覚めたら翌朝でした。
後日ひょんなことから霊感のある上司にその写真を見てもらおうと思い手渡したその瞬間、上司が軽く悲鳴をあげました。
そしてこれは私には対処できない。
お祓いに行こう。と言われ、上司の知り合いの祈祷師の元へ行きました。
すると祈祷師が写真を見て、
こんなハッキリした写真は2度目だ。
1度目は首吊り自殺に失敗した人だった。
と言い放ちました。
その後、お焚き上げ、お祓いをしてもらいなんだかスッとした気持ちになりました。
今思うと、あの写真はこれから私の身に起こることの危険信号だったのではないかと思います。