夜中に友人とドライブ
当時私は友人とドライブによく出かけていました。
走りやとまでは行きませんが、有名な峠や山道、名所などをよく巡っており、
お互いに仕事をしている関係で次の日が休みの日に合わせて、夜から遠出することが多くありました。
関東圏に住んでいた私たちは、最初は近くの場所をよくドライブしていましたが、
だんだんと行動範囲が広がり、群馬、栃木、埼玉の奥地などと広がって行きました。
そんなある日長野県と群馬県を結ぶ碓氷峠に行くことになりました。
碓氷峠は今は道が完備されており、国道を通れば旧道は回避できるようになっています。
ただ私たちが選択したのはあえて「旧道」でした。
コーナーと勾配があり、ワインディングを楽しむことができる。
そう思って碓氷峠に向かいましたが、思わぬ体験をすることとなるのです。
私にしかみえないもの
夜中の2時頃に現地入り口につき、やや早めのスピードで峠道を上っていきました。
碓氷峠は旧道なこともあり、山肌むき出しの部分も多く、
立ち入り禁止になっている場所や、ただ山に刺さっているように見える入れないトンネルなども数カ所あります。
そんなスリリングな峠ですが順調に上ってい頂上へ。
その日は調度快晴で、星もきれいでしたので、車から降りて一服。
完全にリラックスモード。
私たちは峠を下りるため、帰りは比較的ゆっくりと下っていました。
そのとき、上ってきた時も見た山に刺さっているトンネル。
そこに男性が立っていて、ずっとこっちを見ています。
「なんでこんな時間に、あんな所に人がいるんだろう?」と感じ、
友人に「今通った横にあったトンネルに男の人がいたけどなんだろうね?」と言うと、
「お前怖いこと言うなよ。。俺もトンネル見てたけど人なんていなかったぞ。。」
車内が凍り付きました。
確かに。トンネルの入り口は入れないように柵がしてあり、人が入れるわけがないのです。
しかもそのとき夜中の3時。
後から調べると碓氷峠は心霊スポットということがわかりました。
夜にドライブに行く際はご注意を。
コメント