私が20代で独身のころ、実家の敷地内にある実家が所有するアパートがありました。
私は姉妹弟がいて、妹とは不仲でよく私物を勝手に使用されたり金銭を抜き取られたりしていました。
両親に何度訴えても、仕方ないからと解決には至らず、
妹も抗議しても堪えてないようでいっこうに状況が変わらない為、
両親に頼み空き部屋になっている一室を借りることになりました。
少しずつ家財道具を揃え初めての一人だけの空間に喜びを感じながら生活を始めていきました。
ただ、今まで大人数での生活だったため寂しさと10代のころから金縛りに合いやすい体質だったため怖さもありましたが
疲れていたのもあってあまり気にせずに過ごしていました。
そんなある日、夜中にふと体の異変に気づきました。
金縛りに合い、体が全く動かなくなっていました。
よくテレビで見る目を開けると幽霊がいた。というシチュエーションが怖く、
私は目を開けたことが一度もなかったため、毎回自然に解けるのを待つか
思いきって体を起こすか声を出すかで解くというのを繰り返していました。
今回もまたそのような方法で乗りきれるかと思っていました。
ただ一人暮らしというのもあり恐怖は倍で早く終わるのをひたすら待っていました。
よく金縛りに合うとあの世につれていかれるというのも聞いていたので
一定時間待ち力を込めて起き上がり金縛りは解けました。
安心してそのまま寝付こうと思い目を瞑ったが
何か気になり目を開けたら目の前に白いワンピースのようなものを着ている
顔を隠すほどの髪の長い女性が浮いていました。
其の瞬間見てしまったと思いとっさに目を閉じ布団をかぶり数分してから
布団から顔をだし周囲を見たらもう其の女性は消えていました。
それからは怖くて明かりをつけて夜を明かしました。
両親に相談し、実家に戻ることにしました。
妹との生活が嫌だけど両親と離れて暮らすことが不安で寂しかった私に、
素直に実家に戻れと言う暗示や警告のようなものだったのかな…と今なら思います。


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