これは2年間住んだ賃貸マンションとその付近の恐怖体験です。
うちは、主人と私と息子の3人家族です。
まだ息子が二歳くらいのときに大阪市淀川区三津屋南と言うところに引っ越すことになりました。
4階建ての賃貸マンションでエレベーター無しの格安マンションでした。
友人何人かに手伝ってもらい、無事に引っ越しもできて約1月が過ぎたころになんか変なことが起こり始めました。
共働きでしたので夕方息子を保育園に迎えに行き、買い物を済ませて息子を子ども乗せに乗せてもうすぐ帰宅。
というときに、50メートルぐらい先から自転車に乗った方がこちらに向かってきました。
何の意識もせずに前から自転車が来ることくらいしか意識しませんよね、普通。
そのあたりからほんの数秒です。
息子が急に、泣き叫びだしました。
何?と思って前方を見るとその自転車の方の顔がすれ違いざまに
顔の部分だけが1メートル以上ビヨ~ンと伸びたのです。
それもムンクの叫びのような顔で!
私も思わずヤバいくらい叫んでしまいました、、。
(何かスローモーションみたいに今でも覚えています。)
慌ててマンション駐輪場へ。
さっきまで元気だった息子は前に乗せた状態で急におとなしくなり、何か変です。
ぐったりとして、顔が赤い、、。
おでこを触るとすぐにその足で病院へ駆け込みました。
40度熱があり、風邪でもないし突発性のものかな?とお医者様も首をかしげておられました。
帰宅して1時間後には平熱、普段通りの状態に戻り一安心しました。
帰ってきた主人に話すと気のせいだろうと
笑いながらあしらわれました。
それから何週間かが過ぎて、息子が今度は正真正銘の風邪に。
ぐずる程度でしたがその日は保育園をお休みさせて家でゆっくり過ごしてました。
夜になって急にまた異変が!
息子が急にベランダの方向を指さして、ひきつけを起こすんじゃないかと思うくらい泣き叫ぶのです。
まだはっきりと思ったことを伝えられない2歳の息子。
ある1点だけを指さして泣いてます。「イヤ~!!イヤ~!!」
とだけ言いながら、、。
夜中の0時過ぎにです。
主人は指さしの方向にあるカーテンレールを
「これか?これ?」と息子に聞きました。
「うん。」と息子がうなずいたので主人はすぐに工具を持ってきてカーテンレールを外しました。
すると息子は何もなかったかのように、スースー眠りだしました。
そのカーテンレールは引っ越した時にもともとつけてあったものでした。
すごく気味が悪かったので、次に引っ越すまで外したままでした。
またその何日か後、夕食に友人を招いて夕食後に、
すぐ近くにある自動販売機に主人と友人が飲み物を買いに行ったとき、
男二人で話しながら歩いていると、ヒールをはいているだろうと思われる方の足音が後方から聞こえてきたらしいのです。
振り返りもせず、しかし確実にかなりの速足でコツコツと聞こえてきてたので、俺たちがどこかで追い越されるだろうな?
と二人ともそう思いながら歩いていたところ、追い越されるぐらい音が近づいたときに急に足音が止みました。
二人が歩いていたのは、高架道路の側道の一方通行道路でほかに脇道がなく住宅もない道です。
後ろから歩いてきてた人、どこに行ったんだろう?
そう思った瞬間に二人とも猛ダッシュで帰ってきました。
飲み物買いに行ったのに手ぶらで、、。
大の男二人が半泣き状態でギャーギャー興奮状態でした。
それから、何回もうちの家族や友人数名もこのマンション近辺で怖い体験が続きました。
いくら安くてももう限界と思い引っ越しを決めました。
で、運び出してもう忘れものはないか最終確認というときです。
私は不便で引っ越してから一度もキッチンの天袋(かなり高いところにある扉付きの棚)
使用してなかったのですが、たまたま友人がその天袋を確認したら
「何かこのヒビ入った小さな茶碗とかは良いの?」と聞くのです。
「え?使ってないから何もないはずだけど?」と見に行くと
かなり年季の入ったヒビのある小さなお茶碗・湯呑・それから小皿。
その小皿には固まって変色した盛塩がありました。
何のためでしょう?一気にゾーーッとしました。
あのまま居てたらどうなっていたかと思うだけでゾーーッとします。
息子も30前になり孫も生まれ無事に暮らしてます。
ちなみに今でもそのマンションはあります。
外から見るだけですが、たぶんほとんどが空室になっているようです。
舅曰く、昔その地域の北側にある川が氾濫しかけると、
わざとその地域の方だけに水が流れるようにしていたので多くの方が
苦しみ、お亡くなりになられたと聞きました。
(先に教えてくれてたら引っ越さなかったのに!って主人は怒ってました。)
私自身あまり信じていない方なのですが、さすがにこの時期は科学で証明できないことあるんだって思いました。
今は事故物件や何か曰くつきの物件は教えていただけるようになってますので大丈夫でしょうが、
引っ越すときは安いのも大事ですが、こういう情報確認もしっかりしないとダメだなぁと、
ある意味とても勉強になりました。