1人で店内にいる時にだけ起きる怪奇現象
祇園で有名な一力茶屋の近所の食事店で働いていた時のお話になります。
1人でいる時に変なことばかり起こります。
スタッフが帰った後に売上会計をして店に残っていると、誰かの視線を感じジーッと見られているようでゾクゾクします。
本当に1人でいるのが怖く何かが存在しているのが分かりますが見えはしません。
気持ち悪いなと思いながらトイレに行ったら「チリン、チリン」と鈴の音が聞こえました。
恐ろしかったので帳簿と売上を持ってすぐ店を出ました。
再び怪奇現象が起こる
「チリン、チリン」と鈴の音が聞こえてから数日後、
また1人で深夜の店内作業となり誰かの視線を感じジーッと見られているような感じでゾクゾクします。
ふと5m先のドアのところを見るとラグビーボールくらいの大きさの黒い綿のようなものが見えました。
目の錯覚だろうと思いそのまま会計作業を続けました。
1階に用事があったので階段を降りている時です。
「ウォーウォーオオー」と階段の下から戦場の武士の叫び声のようなものが確かに聞こえて来ました。
錯覚でも有りません現実です。
私は恐ろしさで荷物を抱えて走って玄関を飛び出し鍵を閉めて逃げ帰りました。
翌日職場に行って、昨日の恐ろしいかった声のことや、トイレで鈴の音が聞こえて来た話をしたら、スタッフ中の一人が教えてくれました。
この店の土地は以前は古い墓地でそこが移動になり、この店は墓地の跡地の上に建てられたものだと。
スタッフの中の数人も錯覚だと思っていたが、
私がドアのところでラグビーボールの黒い綿のようものを見た場所で実は小さな子供を見た事があると話したので、
その日以来残業はなくなりスタッフ全員で閉店後は店を出るようになりました。