地元の人はほとんど通らないようにしています。
2011年東日本大震災の時、
仙台空港近辺の道路及び空港の滑走路はほぼ全て水没しました。
高速から降りた空港に向かう20号線、
仙台及び近辺市町が利用する10号線ももちろん水没でした。
10号線は20号線に交差する道路で、
かなり低くなってトンネルがありました。
震災時には、その低いトンネル内に海水が流れ込み
近辺の車両が飲み込まれ天井まで隙間なく埋め尽くされました。
車両の中には
もちろん人が乗っており、全ての方が亡くなりました。
しばらくして水が引いた後、
トンネル内からから車両は引き出され付近に積み上げられました。
壁のように積み上げられた車両はかなりの高さが有り、
どれだけの人が亡くなったのか考えるだけ恐ろしことでした。
程なくしてトンネルは開通しましたが、
そこを通る車のバックミラーや車内に人がいると言うのです。
私が最初、聞いたのはタクシーの運転手さんで、開通間際の話でした。
窓を閉めているにも拘らず「助けてー」という声が聞こえるのだそうです。
それも一人二人ではなく沢山の人の声が聞こえるのだそうです。
また別の方はバックミラーに、人が写っていたのだそうです。
その後もいろいろな方から話を聞きました。
後部座席に人が乗っていたとか、車が向かって来たとか
山積みになった車置場からも、苦しそうな
たすけてーという声が夜になると聞こえてくるとのことでした。
どんなに苦しく無念の思いがあった事か・・・
そう思うとあのトンネルを利用する事がいまだにできないでいるのです。
これは決して私だけではないと思います。
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