お婆ちゃんが背負ってた先祖の霊。

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これは、母方の祖母を亡くしてからの出来事です。

女手1つで私の母を含め、3人を育てて、1人で暮らしていました。

お婆ちゃん家に集まると、いつも、先祖のいる仏壇に手をあわさなければ叱られていました。

1人で小料理屋をやってたほど、元気で粋なお婆ちゃんが10年ほど前に肺癌になり、1年ほど闘病し、この世を去りました。

最後は長男である息子のお嫁さんが看取りました。

お葬式も無事に終わり、遺品整理をしていたら、そこら中の部屋からカミソリが出てきました。

なんだろう?皆んなそう思っていましたが、あまり気にはせず、片付けをしていきました。

お婆ちゃんの位牌や、お婆ちゃんが管理していた先祖の位牌と仏壇を、お婆ちゃんのお世話をしていた長男が引き受ける事になりました。

1週間ほどして、長男のお嫁さんから父へ電話をしてきて「いきなりテレビがついたり、消えたり、夜中寝ている時に足を何度も引っ張られて、目を覚ますと、無数の光みたいなものがお婆ちゃんの仏壇に飾ってる写真の中に入っていく」という相談でした。

それを聞いた父が「わしの知ってる供養をしてくれる所があるから行こう」と伝え、親戚全員集まって、ある女の僧侶さんしか居ないお寺へ連れて行かれました。

その中でも1番位の高い僧侶さんがお話しを聞いて下さいました。

一通り話終えると、その僧侶さんが「お婆様はとても霊感の強い方で、ご先祖様の中で、まだ、悪さをする方が居て、それから身を守ってらっしゃいました」

その言葉を聞いた時に、私ははっ!と気付き、遺品整理をしている時に沢山のカミソリが出てきた事を話すと、僧侶さんは頷き「それは魔除けだったんでしょう。昔から鉄は魔除けとされていましたから。

まず、お婆様は、その、ご先祖様の永代供養を願っておられます。

お婆様の代で終わらせたいのだと思います」と言われました。

その後、お祓いを受け、先祖の永代供養をしてからは霊現象みたいな事は起こってないそうです。

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