ドッペルゲンガーとは
全く同じ姿をしたもう一人の自分であり、
ドッペルゲンガーと遭遇したら死んでしまうという都市伝説もありました。
今回はとある女の子のドッペルゲンガーを多くの人が目撃していたというお話です。
いつもの通学路
小学生のときでした。
集団登校であったために、その日も班長旗をもち列をつくって学校へと向かいました。
多方面から生徒たちは集まるため、信号まちのときに別の班のAちゃんがすぐ隣にいたのを見たのですが、
挨拶は学校についてからにしよう思い、そのまま低学年の子を率いて横断歩道を渡りました。
しかし、朝の会になってもAちゃんは現れません。
更には驚くべきことに先生の口からAちゃんが前日交通事故に合い入院することになったというのです。
そこで私はついさっき見たのはAちゃんではなく、違う人だったのかなと思いましたが、そうではありませんでした。
なんと、Aちゃんを見たというのは私だけではなく、他の子も目撃していたのです。
騒然とする教室
目撃情報は見ただけにとどまらず、声を交わしたという子も現れました。
怪我なんてしていなかったよ!という声があがり教室はざわめきだちました。
Aちゃんは確かに入院中であり事故に合ったのが前日であったことから、
学校に来れるはずがないと知った私達に不気味さが沸き上がってきます。
数ヶ月後、彼女は少しやつれておりましたが、再び学校に通えるようになり、元気な姿を見せてくれました。
あの日の不思議な体験を話すと、Aちゃんは事故前後の記憶がないらしく、
少し困った様子で「月曜日だから行かなくちゃっと思ったのかなぁ!」と笑っていました。