私の家に住むもうひとつの家族(北海道札幌市)

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私は当時高校1年生でした。

私は家族と一軒家に住んでおり、

父と母、私の計3人が

その家に住んでいました。

私自身心霊などは当時信じてはいませんでした。

きっと錯覚か何かだろうと考えていました。

私の家には父と母、私の3人しか住んでいません。

しかし、もうひとつ3人構成の家族がいるのです。

私は和室に物を取りに行きました。

押し入れのドアを開けて物を取り、

閉じた時はじめて見てしまったのです。

綺麗な着物を着た小さな女の子が

座っていたのです。

2度目に見た時はその姿はありませんでした。

最初は錯覚だと自己暗示していましたが、

錯覚とは言い難いほど明確に見えてしまいました。

その次の日、

父も幽霊を見たと騒ぎ始めたのです。

私も見た時期があまりにも近くて怖くなりました。

「どんな幽霊?」

と聞くと、暗い感じの男性だと話されました。

その次の週、私と父でリビングにいました。

外は雪が降り雪が積もっていました。

ふと外を見るとコートを着た女性が家に向かってきました。

しかし、すぐ消えてしまいました。

きっと疲れてるのだろうと思いましたが、

父も見えたとのこと。

外に出て足跡を確認しましたが、

足跡はなく、その形跡すらありませんでした。

それから同じような霊体を見る日が多くなりました。

この家には、私たち家族以外の家族も

住んでいるのだと、感じさせられました。

現在は実家を出て一人暮らしをしています。

実家に帰省して夜寝る時は

その時のことを思い出して

怖くなることが多々あります。

まだ実家には私たち家族の他に、

もうひとつの家族がいるのだと

強く思わされる日々でした。

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