私が以前アルバイトをしていた頃の話です。
愛知県名古屋市にある個人経営の精肉店が営む
焼肉屋さん(炉萬館)に週5日アルバイトで勤務していました。
鉄筋のマンションの一階が店舗、
地下一階が作業場や業務用の冷凍庫などがあり、隣接して精肉店、
精肉店の上階が溶岩焼きと精肉店で取り扱うお肉を使い
焼肉屋と溶岩焼きでどの店舗もとても普通の佇まいです。
一緒にシフトで入ってる先輩に
『ここには座敷わらしがでるんだけど、悪いことをする子じゃないから
もし出くわしても怖がらないでね!』と言われました。
その時はそんな馬鹿な話ある訳ない!と信じてはいませんでしたが、
閉店後や開店前の空気がお客様がいる感じと全く違うのです。
そして開店前にパートのおばちゃんより早く出勤した私が
ふと卓版(定員を呼ぶチャイム)が全部点滅しているのです。
そのチャイムの解除は間違いがあってはお客様に失礼となってしまう為、
必ずお伺いする前に〇〇卓お伺いしますとスタッフに声をかけるか
チャイムの解除をしてから伺いに行くかどちらかの決まりだったのですが
閉店前に必ず全ての解除をしてから施錠する決まりでした。
その為それをみた時はゾッとしました。
それを店長に伝えると『きっと昨日の晩遊びにきてたんだよ〜』とお気楽状態。
長年いるスタッフさんにはなんともない事だそうです。
それ以外にもチャイムが鳴ったのに卓晩が光っていなかったり、
店内にお客様がいない状態なのにトイレの鍵が使用中になっていたりと
人生で初めて霊と言うものを体感して今まで信じていなかった私ですが
信じるようになりました。
姿を実際に見た訳ではありませんし、
そのアルバイトはやめてしまってだいぶ時が経ってしまったので
今も座敷わらしがでるのかはわかりませんが、
とても美味しい焼肉屋さんなのでみなさん怖がらずに足を運んでほしいです。