私が20代に体験した話です。
そのころは男女何人かでいろんな所にドライブに行く遊びが私達の中でマイブームでした。
怖そうなスポットも色々と走りましたが、不気味だなぁって思うぐらいで、何も起こらずスリルを楽しんでいました。
私はどちらかというと、金縛りにあったり、金縛りの時目をあけたら、目の前に般若のような、お釈迦様のような物体があったことがあります!
上から見られてて本当に怖かったです。
けれど毎回見えるわけではなく普通にすごしていました。
ある日の夜も、いつものように友達たちで、和歌山市の淡嶋神社の近くの海沿いを走っていました。
淡嶋神社は髪が伸びるお人形がいることで有名の場所だったので、初めからこわく行きたくなかったです。。。
しかし、友達はおもしろがって、ひきかえすこともなく海沿いの道を奥に奥に入って行きました。
その日は寒かったことを覚えています。
こわいなー。かえりたいなぁ。と思いながら、ふと外の海側に目をやりました。
すると堤防の向こう側(海側)にひとりのおじさんが立っていました。
私は堤防の向こうにテトラポットがあって釣りでもしてるのかなと思ったのですが、見てる方向は道路側でした。
その時は恐くなく、なんであそこに居てるんやろ?ぐらいにしか思っていませんでした。
友達に、なんであそこにおっちゃん立ってるんやろなー?と聞くと、
えっ?どこ??誰もおらんやん!!と言われ、他の友達も、居てないで!どこにおったん?と聞いてきました。
違う日に同じ場所に行き、堤防の裏を見るとすぐ海でテトラポットなんてなかったのです!
私は何を見たのかわからないけど、その時あらためてゾッとしました。