弟が数年前の夏、浜名湖で体験した怖い話です。

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数年前の夏です。

弟は静岡の浜松市へ行くことになりました。

休みを取って。

それは地元に居た弟の友達のW君が静岡の方に転勤になり誘われて遊びに行ったのです。

W君と弟は釣り仲間で良く、海や川に釣りに行きました。

県外まで出向くほどでした。

W君の住んでいる場所から車で十数分走ると浜名湖がありました。

その時期にはキビレという魚が獲れるとの事で、弟はW君と一緒に釣りをすることにしました。

ただその日は弟は車で着いたのは午後15時過ぎでした。

W君の家で泊まることになり、荷物を置いたり食事をしたりして夕方になりました。

次の日にしようと最初は考えていたみたいですが、次の日は雨で天候もあまり良くなくて二人はあまりしたことの無い夜釣りをすることに決めました。

浜名湖につくと他の釣り客が色んな場所で釣ってました。

弟とW君はあまり周りに人のいない場所を探して見つけてその場所で釣りをしました。

19時くらいになり辺りは真っ暗になってきました。

弟とW君は話をしたり菓子を食べながら釣りに没頭していました。

釣りは順調でキビレが結構連れて二人とも喜んで釣りを楽しんでいたそうです。

一時間くらいたった時でした。

昼間の暑さが無くなり嘘のように辺りは涼しくなったそうです。

弟はトイレ休憩で席を外し、戻ってきました。

するとそれまで明るく釣りをしていたW君の表情がとても暗かったそうです。

弟は具合が悪いのかと聞くと「いや…そういう訳ではないが…」

W君は言葉少なに答えたそうです。

二人は再び釣りを始めました。

「ちょっとトイレいく…」今度はW君が席を外しました。

弟はキビレが多く釣れたのと県外での釣りの醍醐味で興奮してもっと釣ろうとその時は思ってました。

すると弟は餌を付けて竿を投げようとした時でした。

耳元で「楽しい…」と小声の女の子の声が聞こえたそうです。

弟は周りを見渡します。誰も居ませんでした。

おかしいなと思い再び竿を投げようと湖を見ようとした時でした。

湖の先の方の水面から何かが見えました。

何か丸いようなのが浮かんでいるのを。

弟は目を凝らしてその水面を見てみると…

髪の短いおかっぱの女の子の顔が鼻の辺りまで浮かんでいたそうです。

「うわっ!」

弟は怖くなってその場を離れました。

走って車の所で休んでいたW君の所に行きました。

W君は「おまえも何かみたか?」暗い表情で煙草を吸ってました。

弟は頷き、もう気分は楽しい釣りどころではありませんでした。

W君も釣る気持ちが失せていたので「帰るか」となりました。

元の場所に行き釣り竿しまい撤収しました。

片付けの際には特に何も変わったことはなかったそうです。

不気味に思い二人は釣ったキダイ半分を湖に返して帰りました。

その後弟は泊まり地元に帰りました。たまにW君と電話をします。

W君はあれ以来浜名湖に釣りには行っていないそうです。

地元の人や会社の方に聞くと浜名湖近くのビニールハウスらしきところでは不気味な音がしたり、霊を見たり等と行った話を聞いて体験した人もいたと弟は聞きました。

先日、私が静岡に出張に行き実家に帰りお土産を渡した際に弟から聞きました。

「もうあそこに行かないし、釣りはしない」と弟は言ってました。

そんな弟の体験した怖い話でした。

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