埼玉県南部、難病病棟のナースコール(医療系の事務員の体験談)

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私は医療系の事務員をしています。

病棟クラークとして、難病病棟に勤務しています。

ちなみにそこは3階です。

基本的に快方に向かうことは少なく、

現在の科学では治療しきれない病気での入院患者が多いので、お亡くなりになる方を見送る事が多いです。

事務員である私はナースステーションのナースコールを取ることも多々あります。

出来事があったその日は私がナースコールをとりました。

「はい。いかがなさいましたか?」と声をかけても返事はなし。

返事がない事ももちろん珍しく無いので、近くにいたナースに声をかけてその病室に言ってもらうように頼みました。

すると「変ね。その病室は重病の患者さんがいて、意識もほとんど無い状態なのよ。だからナースコール自体できないはずなの。でも、行ってみるわ。」

との返答でした。

基本的にナースステーションから一番近い病室は、すぐに駆けつけられるように重症患者が入院しています。

ですから死に直面していて、目も開けていない患者さんからナースコールがあることはまずありません。

しかし、私は確かにそこからコールを受けたのです。

しかもその部屋からコールがくると一番左上のランプが光るので他の病室のランプと見違えるはずがないのです。

病室から返って来たナースが言いました。

「やっぱり、その部屋の患者さんはコールしてなさそうよ。手の届かないところにコールのボタンがあったし、意識もないもの。なんか不気味ね。」

私は他の病室のコールと間違えるはずないんだけどなと再度心の中で思いました。

すると内線の電話がなりました。

電話にでると、「2階の病棟なのですが、ご臨終用の白い着物余っていませんか?」とのこと。

「2階でお亡くなりになられた人がいるのですか?」

と聞くと「たった今亡くなられた患者がいるのですが、2階で白い着物の在庫が切れているので3階から貸してくれませんか?」との事。

聞くと2階で亡くなられた人の部屋は、なんと3階で先程コールがなった部屋の真下だったのです。

ぞっとした経験です。

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