・母の体験
私の母が、一人で家にいたときに体験した話です。
6時を過ぎて家に帰ってきて、急いで夕飯の支度をしていた時のことだそうです。
初夏のことだったので窓を開けており、網戸の向こうから
、「おう、帰ってるのか?」と明るい声がしました。
母はふたつ隣の家に住んでいる大叔父さんが来たのかと思ったそうです。
大叔父さんは時々きまぐれにフラリとやってきては、
釣った魚やもらいものの野菜を持ってきてくれるからです。
それで、「はい!」と返事をし、母は大叔父さんが来てくれるのを待っていました。
ところが、いつまでたっても大叔父さんの返事もないし、近づいてくる気配もありません。
おかしいと思って窓の外を覗き込んでみると、誰もいなかったのでした。
人感センサーのついているランプが外にはあったのに、それも真っ暗なままだったのです。
その声は相当近いところからしたので、ゾッとしたそうです。
・ふたつのお墓
私の家には、お墓が二つあります。
ひとつは先祖代々の墓で、もうひとつは祖父の弟さんひとりのお墓です。
祖父の弟さんは、戦時中に肺結核で亡くなり、
その供養のためにわざわざ単独でお墓をたててあげたそうです。
しかし、彼がなぜ一人用のお墓を欲しがったのかは誰にもわからないということでした。
お墓参りに不便なのでお墓をひとつにしようと思いましたが、
占い師に見てもらったところ、統合してはならないと言われました。
彼の強い意志がそう言っているからだそうです。
彼は、今でもうちの家を見ているとのことでした。
そして彼は大叔父さんに非常に似ているそうです。

父の実家に最後に会いに来たおじさん
母方の祖父のお葬式の数日後、父から聞いた話です。 父がまだ小学校の頃、とても可愛がってくれた親戚のおじさんがいたそうです。 そのおじさんが会いに来るのを、父は毎回楽しみにしていました。 その日、おじさんが訪ねてきた日も、父...
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