存在しない少女と団地の部屋(兵庫県三田市の小学校近くにある団地)

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事故物件

これは、私が小学2年生の時に体験した不思議な出来事です。

小学生からの帰宅途中に、ある少女に出会いました。

その少女は、とても不安そうに一人で真ん中で立っていました。

どうしたのと尋ねると、一人で自宅に帰るのが不安だから、誰か一緒に自宅まで来て欲しいと。

自宅の場所を聞いてみると、そこは友人も住んでいる校区内の団地で、

知っているところだったので、私は一緒に行ってあげると告げ、その少女と共に少女の家に向かいました。

何がそんなに不安なのかと聞くと、ひたすら、お母さんに怒られると言っていました。

団地に到着し、その少女の家の前まで送り届けたところで、上がって言って欲しいと言われました。

しかし、お母さんに怒られると言っていたこともあり、

その少女の自宅に上がることは、何か良くない気がしたので断りました。

その直後、その少女の自宅のドアが開き、とても人間とは思えない形相をした女性が、その少女を自宅連れ込みました。

母親だと思った私は恐ろしくなり、急いで自分の家へ帰宅しました。

あんな母親が居るなら、帰るのも不安だろうなと思いました。

次の日、その少女のことが心配だった私は、友人にその出来事を話し

、団地で親にいじめられている同世代の少女はいないかと尋ねました。

そうすると、友人は驚いた表情でこう言いました。

うちの団地には同世代の女の子は全く住んでいないよ。

それ以前に、昨日行ったという部屋は今は誰も住んでいないよ、と。

私は昨日の出来事が夢だったのかなと思いましたが、確かに昨日の帰り道の事だったのです。

私が出会った少女は、どこの誰で、あそこで何をしていたのでしょうか。

助けを求めていたのに、何も出来ずいました。

でも、部屋に上がらなくて良かったとは思います。

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