【霊体験をした当時の環境】
私が生まれて初めて霊体験をしたのは、
大学生で名古屋の八事霊園の近くで一人暮らしをしていた時でした。
一人暮らし自体が初めてだったので、ちょっと夜一人で寝るのが怖いなとは感じていました。
なぜなら、部屋の近くに大きな八事霊園があったからです。
幸い、霊を見ることはありませんでしたが、霊の声を聞いてしまうという怖い体験をしてしまったのです。
【霊体験をしてしまった時の様子】
私がその霊体験をしたのは、昼間に部屋に一人でいた時でした。
友達から電話がかかってきて、今から遊ぼうと誘われたのです。
ところが、私はその日の夕方にバイトが入っていたのです。
そのことを友達に告げると、バイトなんてさぼっちゃえばいいじゃんと言ってきたのです。
私もバイトがだるいな、行きたくないなと思っていたので、さぼって友達と遊びたいという衝動にかられました。
今思えばバイト先に迷惑をかけてしまいましたが、とても元気なのに風邪のふりしてバイトを休むことにしたのです。
私はどうすれば風邪っぽい声になるのだろうと携帯の録音機能を使ってバイト先へ話す言葉の練習をしていました。
とてもばかばかしい行為ですが、その当時は真剣でした。
私は何度も自分の声を録音して練習を重ね、バイト先に無事連絡し休めることになったのです。
ところが、あとでその録音機能を聞き返してみたら、自分の声とは明らかに違う声が入っていたのです。
【携帯に入っていた謎の男の声】
当時、部屋には私以外誰もいません。
テレビもかかってはいませんでした。
静かな部屋で自分の声を録音していただけです。
それなのに、私が「もしもし、〇〇ですが。」とバイト先に電話をかける練習をしていたら、
それに返事をするように「はい。」とはっきりと男の声が入っていたのです。
私はそれを聞いたと時にかなりびびってしまいました。
その声は微妙に人間の声とは異なり、どこか機械音のような感じもしました。
とにかくこの世のものとは思えない不思議な声で、でもちゃんと私の言葉に反応するように返事が入っていたのです。
鳥肌がばーっと立ったのを覚えています。
部屋に一人きりでいるのが怖くて、その声が入った携帯電話を持っているのが恐ろしくて、
私は誰かに聞かせることなくすぐに録音した声を消してしまったのです。
人生初の霊体験は、実際にその姿を見たわけではありませんが、かなり不思議で怖い思いをしました。
それから何事もなく日々が過ぎていったので、あの時の声は何だったのだろうかいまだに正体はわからないままです。