あれは、私が中学の時のことです。
修学旅行で群馬県の某所に行った時にある旅館に泊まったのです。
夜に恒例のキャンプファイヤーを旅館の外で行い、
男女に分かれて輪になり、男女ペアでダンスをすることになったのです。
初めは楽しく踊っていたのですが、ある時女子の叫び声が聞こえたのです。
ダンスは中断して先生たちが駆け付けた時には女子はうずくまって、泣いていたのです。
しばらくして先生が女子から話を聞いた所、林の中から石を投げられたと言うことです。
暗闇の中には誰もいないはずなのですが、指を指した方向から、跳んできたということです。
先生が周りを見に行ったのですが、誰もいなかったということです。
それから、部屋に戻って、就寝の時間になった時に廊下でざわざわと騒いでいたのです。
私たちの部屋の仲間みんなで、様子を伺いに行った時に、下の階で騒いでることに気づいたのです。
後で女友達から話を聞くと、石を投げられた女の子が、
今度は、部屋まで来て、足首をつかんで廊下に引っ張り出そうとしたのを
同じ部屋の方が気づいて連れ出されることを防ぐことが出来たということです。
後で旅館の方が言うには、昔そこで、同じ年代の方が病気で来れなくそのまま亡くなったということです。
それを羨ましく思って、林の中で毎晩待ち構えているそうです。
その女の子は霊感が強く霊との周波があってしまうために、
霊が女の子に存在を伝えたかったのかもしれないです。
こういった旅館では、あり得る話なので、そういったことがあった時には、
供養をしてあげることがとても重要なことです。