祖父が別れを告げに来た(東京・小金井公園の駐車場)

スポンサーリンク
この記事は約2分で読めます。

祖父に似た人を見かけた

それは私が21歳の時の旧正月を過ぎた頃の寒い時期でした。

東京に大雪が降った次の日のことにでした。

その時はちょうど彼氏とドライブデートの帰りに、

小金井公園の駐車場に車を停めておしゃべりを楽しんでいました。

私が近くの公衆トイレに行った帰りに、 青森の母の実家に住んでいるはずの、祖父に似た人とすれ違いました。

「あら、あの人おじいちゃんに似てるなあ。」

と思いながら車に戻るとすぐに、 母から私の携帯電話に電話がありました。

それは青森のお爺ちゃんが亡くなったという知らせの電話でした。

私はすぐにさっきすれ違った人が、 本当に自分の祖父だったんだと感じました。

孫にも会いに来ていた

私はすぐに本屋さん行って夜行列車の時刻表を買って、

コンビニのATM へ走ってお金を下ろして、 祖父の葬儀に参列するために、

荷物を整えて青森へ向かうことにしました。

当時父と母は離婚していて、 母は姉夫婦の所に住んでいました。

姉の所には祖父から見ればひ孫に当たる子供達がいました。

私が姉の家に到着すると、すぐに母はこう言いました。

「さっきおじいちゃんが子供たちを見に来ていたよ。」

母が言うには祖父が、窓の外から家の中の様子を伺っていたというのです。

あれ? と思った次の瞬間に祖父の訃報を知らせる電話がなったと言います。

つまり祖父は、 亡くなった次の瞬間に魂となって私や甥っ子達のもとに訪ねてきてくれたのです。

あの時は不思議な体験でしたが、特別怖いとは思いませんでした。

むしろ私達の姿を一目見ようとして訪ねてきてくれたことが嬉しかったのを覚えています。

タイトルとURLをコピーしました