これは私の友人が体験した話です。
友人の住んでいた埼玉県所沢市に『十人坂』と呼ばれる坂があるそうです。
その坂の途中にはお地蔵様が10体祀られているいるそうです。
そのお地蔵様が10体いる事で『十人坂』と言われているのだとか…
何故、お地蔵様が祀られているのか?
友人が言うには
『昔、その坂で武士が10人斬り殺され、それを供養するために建てられたらしい』と。
しかし供養されているにも関わらず、この坂は不思議と事故が多いのだとか…。
坂下にあったコンビニには車が何回も突っ込み事故を起こし、挙句に店は閉店。
その後にも店は中々決まらず色々な店が入っては、すぐに潰れていました。
他にも轢き逃げ事件や、他にも事故が多発しているのだとか。
そのせいか友人が小さい頃には、あまりに事故が多いので
神主さんを呼んでお祓いをしたり、お坊さんを呼んでお経をあげて供養した事があったそうですが効果はなかったようで…
更に詳しく聞いたら何と友人の弟も『十人坂』で被害に遭ったというのです!
弟さんは仕事帰りに車を運転して帰宅している途中に『十人坂』を通りました。
信号が赤だったので止まっていたら後ろからきた車に追突されてしまいました。
幸いスピードは出ていなかったので怪我は大した事なかったそうですが、
こうした事もあり友人は『未だに斬り殺された武士の霊が彷徨っているのかもしれないね~』と言っていました。
今でも地元の方が毎日お花を手向けたり手を合わせているそうですが、
事故や事件はやはりまだ起きているそうです…。
それほど深い恨みを抱いている武士の霊はいつまで坂を彷徨っているのでしょうか…。
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