みなさんは、和歌山県にある人形供養専門の神社のことをご存じですか?
自宅に眠っている人形がいらなくなったとき、困ったことはありませんか?
そのまま燃えるゴミに出してしまうのはかわいそう、呪われる、そんなイメージをお持ちでしょう。
そんなときは、人形供養の神社に持っていくと、きちんと御払いをして人形を納めてくれるので安心です。
しかし、そんな神社こそが心霊スポットとして扱われ、インターネット上でも話題になっています。
人形とは文字どおり人の形、と書きますよね。
古来ではその人の形に、自身の穢れなどを代わりに受けてもらう、
という厄払いの意味もあったそうです。
現代でもそうでしょうか。心霊ドラマや怖い話でも、人形をテーマにした作品はあれこれとありますよね。
捨てたはずの人形がなぜかすぐに戻ってくる、など。
人形にはなにか負のイメージも抱きがちでしょう。
ここからは、私の祖母の体験したお話です。
祖母は昔からよく霊感が働くことがあって、
虫の知らせというのか、近しい人の訃報が届く前に、
なにか胸騒ぎがする、昨夜は金縛りにあった、などと言ったりして、
それがピタリと当たったことも何度かあります。
そんな祖母が手持ちの日本人形を供養するべく、同年代の友人と和歌山県の人形供養の神社へと出掛けました。
その神社には鳥居の奥のスペースにところ狭しと、ズラリと何列にも渡って、全国各地から持ってこられる人形が納められていたそうです。
祖母も神主さんに人形を納め、きちんと手を合わせてから帰宅したのですが、
やはりなにかが憑いてきた、と言って、案の定その夜は金縛りで一睡もできなかったそうです。
みなさんも、人形の処分にはくれぐれもお気をつけください。