これは私の祖父が体験した話です。
詳しい住所などはいえませんが、今回の話の舞台は千葉県の下の方にある田舎町。
ある一家の不幸を紹介します。
・1つの自殺から起きた一家の不幸
その日は夏ということもあり、気温がものすごく高く、
祖父は大量の汗をかきながら農作業をしていました。
そろそろ休憩しようとしたころ、近所のAさん(仮名)が物凄い形相で近寄ってきたそうです。
Aさんは還暦をむかえた女性で夫、娘、息子という家族関係だったそうですが、
息子は家をでていたため、普段は夫と娘と3人暮らしをしていました。
そんなAさんがガラにもなく慌てていたそうなので、私の祖父が声をかけると、
なんと自宅で娘さんが首吊り自殺をしており、ちょうど誰かに助けを求めに外を出たところ、
私の祖父と出くわしたそうです。
結局娘さんはそのまま亡くなったそうで、しばらくAさん夫妻は憔悴しきっていたそうです。
・しかし、不幸はまだ終わらなかった
結局娘さんの自殺の理由が分からぬまま、半年が過ぎようとしたころ、
Aさん一家にとある事件がおきます。
なんと、息子さんが釣りの途中に心臓発作で死亡。
そして、その2ヶ月後には夫に末期の癌がみつかり、ほどなくして亡くなってしまったのです。
この話は約40年前の話なので、Aさんがどうなったかはわかりません。
しかし、町の人々は口を揃えてこういっていたそうです。
「自殺した娘さんが他の家族をあの世にひきづり込んだ」
なぜ、娘さんは自殺したのか?
そして、なぜ立て続けに夫と息子さんは亡くなったしまったのか。
真実を知る者はもう、この世にいません。