関西のとある大学で、ついてきた自殺した学生の霊の話

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私の在学した大学はセンター試験である程度の高得点がとれないと入れない関西にある大学でした。

皆さんも学校に在学していればわかると思いますがクラスで頭の良い人います。

でも頭の良い勉強のできるタイプというのは二通りあると思います。

そんなに勉強しなくてもできる人、毎日机に向かって一生懸命勉強してできる人。

受験で同じ大学に入れたとしてもそこに存在するのは1番で入れた人と

一番最低点で入れた人と同じ大学の中にも大きな差があります。

高校で勉強ができたとしても、また同じぐらいの偏差値の人が集まるので

そこでできる人になるのはかなりの努力が必要になります。

この私の大学は他の大学と違い、専門の科目がありました。

この専門の科目のはいくつかでセットになっており9割合格になっていなければ、

学年があがれず留年ということになるシステムでした。

また大学というのはただ暗記が得意な人が良い得点をとれるわけではなく、

分析したり、またそこから自分の考えをいれ研究していくということが求められます。

高校とは全然違う勉強の仕方になってきますが、そこについいていけない人がでてきます。

特に高校時代に勉強ができた人からすると大学で良い点がとれない。

そんなことでノイローゼになっていく人がでてくるのです。

恐らくそういう人は勉強ばかりしていて、その他の事に目を向けることができないから

ノイローゼになってしまうのでしょう。

大学に入った頃、キャンパス内にあるA棟4階に立ち入り禁止になってる場所があり、

時々自殺者が飛び降りる時は何故かみんなそのA棟4階から飛び降りるということでした。

その為に入る事ができないようになっているという噂でした。

学内によくある噂、新入生を怖がらせる為の噂話だと誰もが思っていました。

大学4年生の冬、単位が足りなったその年は短期で

単位がとれる冬休み中に行われる集中講義に参加していました。

参加するといっても学生は二人、先生一人という過酷な授業でした。

3日目からもう一人の学生は姿を消しマンツーマンの授業になりました。

一番遅い日程の講義だった為、学内にはほとんど人はおらず最終日を迎えました。

朝、大学に行くとA棟の場所に花束がおいてありましたが気にせず講義をうけ、

最終日だったのでそのまま関東の実家に帰省しました。

自宅に帰宅した夜、自分の部屋にエアコンをつけていたのですが

換気の為に窓をあけた途端に窓の上にかけてあった木のお札が落ちてきました。

その時は何も気にせずそのまま寝ました。

寝ていると、突然部屋のラジオが鳴り始めビックリして起き消しました。

そこから部屋の中を小さな光の矢ような何かが部屋の四隅を移動し始め、

消しても消しても何度もラジオが付くのです。

何か霊のようなものがいるのではと思いましたが親にいっても

そんなことは信じてもらえないので友達に相談して家に泊まりにきてもらいました。

友達も私と同じ体験をしました。

翌日、家から少し離れた所にある除霊もしてくれるという小さなお寺を訪ね、

除霊というかお祈りをしてもらい、新しい木の札、シールの札をもらい部屋の中におきました。

それからは何も起こりませんでした。

休みが終わってから大学に戻ると、休み中に学生が一人自殺したことが噂になっていました。

もちろんA棟4階からの飛び降り自殺で、自殺したのは私が最終講義を受けた日の早朝とのことでした。

私が見た花束は学校職員が置いた花束だったそうです。

たまたま一番初めに通りかかった私に自殺した学生の霊がついてきてしまったのではと思いました。

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