これは私が体験した話です。友人が以前住んでいた埼玉県所沢市のアパートでの出来事です…。
友人宅に泊まりに行って遊んでいました。
夜も遅くなったので『寝ようか』という事になり寝室に向かいました。
しかし何だか眠れないのです…。
『何かの気配』が気になり何回も布団の中でゴロゴロしていました。
ふと気づくとベッドに寝ている友人も眠れていない様子…
声を掛けると、私と同じく『何かの気配が気になって眠れない』と言うのです。
そこで二人で何の気配が気になるのか?と思い、その気になる気配が何処からするのか?と友人と二人で一緒に指さしてみると…
二人とも押し入れを指さしたのです!
その途端、何かの気配が部屋に広がってきて同時に微かに赤ちゃんの泣く声が聞こえたのです…
それと同時に友人の飼い犬が吠えて気配と泣き声は消えたのです…。
その夜はもう眠れなくて電気を点けたまま二人でビクビクしながら朝を迎えました。
結局、二人で感じた気配は何だか分かりませんでしたが、友人が調べてくれて分かった事がありました。
友人が住んでいたアパートには…『赤ちゃんはいない』という事でした…
では私と友人が聞いた、あの赤ちゃんの泣き声は一体何だったのでしょうか―?
今でも正体は分かりませんが、あの夜確かにアパートには『何者』かがいたのです…。
現在も、このアパートは存在しています。
しかし友人もこの怪現象が起きた後に引っ越してしまいましたので、今もこの現象が起きるのかは謎のままです…。