話しかけてくる金縛りと会話するとこうなったって話

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10代の頃は金縛りに頻繁にあっていました。

幽霊の存在は否定しませんが、原因は成長期の心と体のバランスが安定していなかったせいだと思います。

(オバサンになった今だから思う事ですけど)

「寝てる時ピキーンのヤツ」は誰もがなる事だと思っていました。

この頃まだ稲川淳二さんも義母愛子さんいらっしゃらず、心霊情報と言えば漫画の「恐怖新聞」程度です。

時代背景はさておき、ピキーン中は「何してるの…?」と聞かれるバージョンがありまして、

私はその都度テキトーに返答をしていました。

ある日とても大切な宝物を紛失した私は絶望感満載で布団に入ります。

この夜のピキーンが調度「何してるの…?」のヤツだったので

「チケットを探してる」と答えました。

某ロックバンドのコンサートに行くために必死で貯めたお小遣いで買った券です。

中学生にとって大金の5000円。

ワクワク心待ちしていたのに失くすなんてありえない。

「机に中に大切にしまっていた。学校にもカバンにも忘れてない。どんなに探しても無い」

と金縛られてる最中に「何してるの…?」のヤツに泣きながら訴えました。

いつもは「あっそう」と去るヤツが「わかった」と答えました。

ホントに解ってんのかよ!

助けてくれよバーカバーカ!と思いつつ意識を失った次の日です。

何度も何度も探した部屋の手提げ袋からポロッと出てきました。

コンサートの前日です。

「あいつ助けてくれたんだ♪次に来たらお礼言わなきゃ」

中学2年生の事ですが今もお礼は言えていません。

あの夜から来なくなったんです。

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