私が居住する市と隣の市は、山を抜けて整備された道路でつながっています。
その隣の市に入ったところにある大きな石にまつわる話です。
あまりに再現性が高いので、詳しい場所は控えさせて頂きます。
※特定しました。西宮の夫婦岩です。
山の中の道とは言え、片側1車線の比較的大きな道路で、きちんと整備されています。
隣の市に行くには、いくつか別の道もありますが、ほとんどが渋滞してしまうので、
勝手を分かっている地元の方は、この「山越えルート」と言われる道を通るのです。
ですので、時間帯によっては、渋滞するほどではなくても、車、バイクの交通量は多くなります。
この、道路の真ん中に巨大な石があり、道路は進行方向をまたいで、避けるように通っています。
石の大きさは直径、10mくらいでしょうか。高さは2m以上はあるかと思います。
初めて見る人は必ず、こう言います。
「どうして石を除けて工事をしなかったの?」
あるいは、
「なぜ、石をどかさないままなの?」と。
実はこの石は、以前から動かそうと試みたのですが、
関係者に事故が相次ぎ、祟りがあるということで、このままになっています。
半信半疑というよりは、巨大な石を観ると、なんとなくその話も分かるような気がしてきます。
実際に身近であった話ですが、
ある日、私の仕事上の後輩にあたる人物が、
若気の至りというのか、酔っ払った勢いに任せて、
この石によじ登り、その上で立小便をしたそうです。
その後輩は後日、脚を骨折する大けがを負いました。
ただ、多くの人は祟りの石だとか言いますが、私はそれだけの石とは思っていません。
普通に通行する分には全く問題ありませんし、事故が多いという話も今では聞きません。
しかし、この石を動かすことだけは絶対にできないそうです。
それはつまり、ここで守ってくれているのではないかと思っています。
ずっと動かずに、世の中の不可思議な事象や自然災害から、
または、悪い気の流れを変えるために、ここに鎮座してくれているのではないかと思いもするのです。
夫婦岩について補足
夫婦岩は、西宮市の鷲林寺に向かう82号線のど真ん中にある岩です。
カーブが連続する道に突如現れるので危険ですが、どかそうとするとタタリがあると言う事で随分昔からこのままだそうです。
様々なエピソードがありまます。
爆破してどかそうとすると、その時の現場主任が急死。
それから数年後、再び撤去に乗り出そうとしたら、また現場主任が急死。
「どかす事ができたら報酬を出す」と、市から懸賞金までかけられたのですが未だ動かされず。
(テレビでも紹介された情報なので間違いないとのこと。)
巨大な白蛇の霊が住み着いていると言われている。
真夜中の12時に通ると牛女(体は女性で頭は牛)が現れる?
という噂には事欠かないミステリースポットです。