これは、私が小学生の時のお話です。
私の家はマンションの2階に住んでいて部屋が2DKで、
私はいつもテレビがある部屋に
寝ていました。
もうひとつの部屋は年が離れた姉の部屋です。
テレビがある部屋の目の前には姉の部屋があります。
その日は姉が仕事の飲み会に行ってて遅い時間でした。
私は何故かその日なかなか寝付けなくて
「そうだ!姉が帰ってきたら驚かそう!」そう思ったのです。
そんな風に考えながら布団の中で姉が帰ってくるのを
待っていました。
子供だったので布団の中に隠れてたら
見つからないという考えがありました(笑)
そうやって待っていると「ガチャン!」
玄関を開ける音が聞こえました。
「姉が帰ってきた!」そう思って布団の中から少し頭を出し、
姉が部屋に入ってくるのを待ち伏せしていました。
すると……姉の部屋の窓から巨大な女の幽霊が
表れました。
体が天井から床まであり、髪の毛が足首まであり、
足はありませんでした。白い服を着ていました。
その幽霊がスゥーと私の目の前を通りすぎました。
私は一瞬「はっ?なんっ…あれ??」と思いました
実は姉の部屋の窓は、とても人が登って来れるような
所ではないのです。
落ちたらまず即死だろうと思います。
女の幽霊がスゥーと通り過ぎ、「ガチャン!」と
また玄関を開ける音が聞こえました。
すると、姉が帰ってきました
私は姉に「今さっき女の人とすれ違わなかった?」と
聞くと
姉が「そんな怖いこと言わないの!!」と怒られて
しました…
今となってもあの幽霊がなんだったのか気になります。
実はその日を境に私は…霊感が強くなってしまい
見えませんが「あそこに女の人が立ってる!」と
感じます。
これで私の心霊体験は終わります。