数日前に友人が体験した怖い話です。
それは友人が友達と名古屋に観光旅行に来た際に
宿泊した名古屋にあるビジネスホテルで起きた出来事です。
ホテルのロビーは明るくきれいで何も違和感を感じることはなかったそうですが、
エレベーターに乗り宿泊する部屋のある階に到着しドアが開いた瞬間に、階全体から嫌な重苦しい気を感じたそうです。
普段から霊感が強い彼女は、部屋のドアを開けるとフロアよりも
さらに重苦しい空気に鳥肌が立ちぞっとしたと言います。
そしてこの部屋やばいと感じたそうです。
何はともあれ何事もなく時間は過ぎ、電気を消してベッドに入りました。
すっかり眠りについていたのですが、
突然ざわざわと騒ぐ若者達の声で目が覚めたそうです。
まるで大人数でパーティーが始まったような騒がしさだったと言います。
最初はこんな時間に何?と不思議に感じ、
廊下の外で誰かが騒いでいるのかと思っていたそうですが、
どう考えてもそんな真夜中にそれはありえないと考えました。
そしてさらに耳を澄ましてみると、その声は廊下ではなく
彼女の部屋の中のドアの辺りから聞こえていることに気が付きました。
一気に怖くなり、どうしようか迷いに迷った挙句、
そっと目を開けてみようと試みたその瞬間、
耳元で男性に大きな声で「おい!」と叫ばれました。
瞬時に目を開けてはいけないという合図だと感じ、ぎゅっと目をつぶったところ、
しばらくしてその声達は遠ざかって行き、やがていなくなったそうです。
あとで考えるとその声の主達は一緒に「連れていく」仲間を探していたのではないかと思ったそうです。
「おい」と耳元で叫んだ男性は友人を助けてくれたのではないかと。
男性の声がなく目を開けてしまっていたら
どうなっていたのだろうと思うとぞっとすると言っていました。