30年前にあった心霊体験です。
両親と弟と4人で旅行に行った時の事、あれは、暑い夏の事でした。
電車降りてバスに乗り換え山の上の方へ上がって行きました。
予定のバス停到着は15時なのに結構薄暗い感じになってました、
家族で山登りを兼ねた1泊2日の旅行です。
バス停からもっと上に登り、山頂の山の家で泊まる予定で、一生懸命歩きました。
1時間で休憩また歩いて、トータル2時間以上歩いて、周りは真っ暗になってしまった。
しかも、山道誰も会わないし、すれ違いもありませんでした。
親父に道間違ってないか? 当時は今の様に携帯電話、スマートフォンもありません。
だんだん心細くなり懐中電灯で明かりを使って道を確認しながら歩いてました。
しばらくしたら、大きな旅館の様な建物が見えてきた。
あっ、ここだと、思いやっと到着したと、家族全員が思いました。
玄関に行き、ガラガラとガラス戸を開けて、ごめん下さい名古屋から来た○○ですと、
言ったが誰も来なく、仕方ないので靴脱いで板の間に上がって、誰かいませんか?
電気は付いているので、誰かいるはずなのに、何故かな?
不思議で旅館なので受付と、事務室、電話もありました。
長男である自分がこの旅館の部屋すべて見て、人を探しましたが誰もいませんでした。
しかし、ここで帰れないし困ったな、と思っていたら、女の人がお待たせしました、
と言ってこちらに来ました。
えっどこにいたのだろう?
夕飯、風呂は大丈夫かな、と少し不安でした。
とりあえず部屋に案内してもらい、少し座布団に座っていたら、
なんとなく寒くなってきて、それでも疲れていたので、寝てしまった。
しばらくして、はっと起きたら、なんと山中の草むらの真ん中に座ってました。
じゃ、あの女の人は?旅館の建物は?不思議な体験をしました。
結局もうしばらく行ったところに、旅館はありました。