宮城県仙台市 子供の霊が住む家

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事故物件

このお話は私自身の体験談です。

以前住んでいた賃貸の一軒家。

宮城県の山沿いにあるその家は、一年以上借り手がつかず空き家でした。

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間取りも良く、田舎だからか庭は広いし家賃も安い。

バス停やスーパーなどが近場にあり、とても住みやすそうな家。

私たち家族は、借り手がつかなかった理由など聞きもせず、

その家を気に入り借りることにしました。

住み始めて一週間ほどがたったある夜。

私は自室で寝ていました。

普段は眠ってしまうとなかなか起きないのですが、その日は酷い耳鳴りがして目が覚めました。

でも、その瞬間何かが私に覆いかぶさっているような感覚に陥り、体が動かなくなりました。

あぁこれが金縛りかと、パニックしてるはずの頭の中で思いました。

私は霊感などの類はありません、むしろ鈍感な方だと思います。

なので、疲れているのだなと、とくに気にもしませんでした。

その日を境に何度か金縛りにあうことがあり、

少し怖いなと感じるようになってた私に、

霊感があると言っている友達が家の事を聞いてきました。

ちなみに、その友達は私が金縛りにあっている事や、

どんな家に住んでるか知りません。

「ねぇ最近引っ越しした?」

唐突にそう聞いてきた友達、私は引っ越しした事だけを伝えました。

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「部屋って二階?小さい窓あるでしょ?」

確かに私の部屋は二階で、部屋に入って正面の壁に細長い小さな窓が、左上にある。

「そこ、塞いだ方いいよ、何かが見てる」

「何か」とは、何なのかは聞けず、すぐ家に帰るなり窓を塞ぎました。

それからしばらくして、言われたことも忘れていた頃、

友達数人と、友達の子供が泊まりにきてました。

夜、子供達は寝静まり、リビングで皆んなで軽く飲んでた時、

私はトイレに行きたくなり、リビングを出てトイレに入りました。

すると、静かな廊下から小さな足音が…

トイレの前で止まり

「おねえちゃん」

私は誰かの子供がイタズラしているのだと思い、

「誰?やめてよー怒るよー」と言って扉を開けました

でも、そこには誰も居らずシンとした廊下。

ゾッとしてリビングへ戻り、誰か起きてこなかったかと皆んなに聞いたのですが、誰も来ていないと。

霊感がある友達だけが、扉の向こうに白い小さい影が横切っていったと…

それは多分前に言っていた「何か」なんだろうな…

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その後しばらく住んでいたのですが、

金縛りにまたかかるようになり、急に物が落ちたり

犬が何もないところで吠えたりと怖かったので引っ越すことに。

一応綺麗にして返そうと、家中掃除することにしました。

洗濯を干す以外使っていなかった庭。

端の方は雑草が生えて地面が見えないくらいでした。

草むしりもしとこうかなとふと見ると、一部だけコンクリートで固められた所が

トントンと足で踏んでみると、中が空洞になってるような音。

多分井戸かなんかがあったのだろうと。

あまり気にせず作業を進め、今度は軒下をのぞいて見たら、

奥の方から子供のおもちゃがたくさん出て来ました。

前の住人の物かなと思いましたが、普通こうゆう物って引っ越した後に業者か大家さんが片付けますよね…

そこで今までの色々が頭の中で思い浮かんで来て、ハッとしました…

そして引っ越し当日、大家さんに挨拶するついでに、前に子供が住んでいたかと質問をしました。

「あぁ住んでましたよ…」

と、少し曇った表情が気になり、何かあったかと続けて聞いて見ました。

「…お伝えしなくて、すいません…

前のご家族のお子さん、この家の庭で亡くなられたんですよ…」

そうなんですかと、だけ言ってその家から去りました。

詳しくは聞かなかったので、憶測なんですが…

多分あの家に前住んでた子供は、庭の井戸に落ちて亡くなり、

死してなおあの家に住み続けているのだなと…

近所の人も少し私達と距離を置いてる感じがしたのは、

そんな家に住んでるからかと、なんか色々納得しました。

ちなみにその家はまだあるそうです。

誰か住んでいるかは分かりませんが…

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