兄貴の数ある体験談の一つ 岐阜メモリアルセンター近くの元社宅にて…

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現在はもう社宅はありませんが、某会社の社宅にて私の兄貴が体験した話を一つ。

私が生まれる前の話ですので約37年程前の話になります。

当時の兄貴は8歳でした。

当時1室2部屋の小さなアパートで両親と兄貴2人で暮らしていた頃の話だそうです。

ある日の夜中(時間は分からなかったそうです)にふと目が覚めました、

目が覚めること自体は珍しい事でもないので、最初は気にならずにもう一度寝ようとしたのですが…

何か違和感を感じたそうです。

何だろう?っと考えていると、一緒に寝ているはずの親父のいびきが聞こえないことに気付きました。

いつもは地鳴りのようないびきで寝ている親父のいびき・・・

いびきどころか寝息も聞こえなかったそうです。

その事に気付き少し怖くなって来た直後の事です…

外の非常階段を駆け足で上がる音が聞こえてきました。

鉄製で出来ていたらしく「カンカンカンカン」っと軽快に登る音が聞こえてたそうです。

社宅ですし人も多く「誰か帰って来たのかな?」っと思ったらしいのですが、

あろうことか部屋のある階でその音がやみました。

親父のいびきも消え、寝息も消えて恐ろしくなっていた兄貴は嫌な予感がして必死に親父を起こそうと腕をつねりまくっていたそうです。

そんな事をしているとふと自宅の玄関辺りに嫌な気配が漂っているのに気が付いたそうです…

すると「カチャ」っと扉の開く音が聞こえました。

「いつもちゃんと鍵が掛かかっているはずなのに・・・」

兄貴は怖くなり布団の中に潜り込んで必死に親父の腕をつねります…

布団が動かない様に注意しながらつねり続けました。

そんな行為も空しく動く気配すら見せない親父をよそに気配は近づいてくる気がしていたそうです。

暫くすると「ススス」っと部屋を分けている襖が開く音がしたそうです。

余りの恐怖に兄貴は固まってしまいました。

すると嘲笑うかの如く布団を踏まれている感覚を感じました。

布団を踏まれると少し凹む為踏まれているのが見なくても解るそうです。

(試しにやってみると体験した恐怖の断片が解るかもしれません)

その感覚を感じていると得体のしれない何者かが布団の周りをぐるぐるぐるぐる回っていたそうです。

ただただずっと・・・ぐるぐるぐるぐる・・・ぐるぐるぐるぐる・・・と

気を失いそうになる中、兄貴はそいつを見てやろうと思ってしまったそうです。

あまりの長い間ぐるぐるやられていたせいか・・・

すでにおかしくなっていたのかもしれません。

恐る恐る、そしてゆっくりと兄貴は相手が見える程度までゆっくりと布団をめくったそうです・・・すると

「真っ黒な人型の何か」がぐるぐると回っていたそうです。

そしてピタッと止まったかと思うと真っ黒い人型の「目」が見開きました・・・

真っ黒な物体の中に白い目のようなもの・・・

その瞬間布団がはぎとられ両足をつかまれたと思うと玄関までものすごい勢いで引っ張られたそうです。

玄関付近まで行った時黒い物体はフッと消えました。

兄貴は全力で布団に戻り布団の中で震えていたそうです。

そうしているうちに知らない間に眠ってしまったのか朝になっていました。

起きた時には一緒に寝ている親父は相変わらずいびきをしていて、

安心したと同時に夢の中で起きてくれなかった親父に腹を立てたのか、おでこをぺしっと叩いて起こしてやったと言ってました。

嫌な夢を見たと思い変な汗でびっしょりとなった服を着替えようと起きた時・・・

両足に黒い手形の様なシミが残っていたそうです。

両親に話しても聞いてくれず、鍵は掛かっていたから誰も入ってきてないと取り合ってくれず、

結局は変な夢若しくは寝ぼけていたとして処理されてしまったそうですが、

今でも納得がいかないとボヤいています。

とは言え作り話だったとしても、あの兄貴がこんな嘘みたいな話をするとは思えないのです。

この話を聞いてあなたは夢と思いますか?

私は夢であってほしいと思っています。

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