小学生の時に体験した話なので、具体的な宿などは覚えていませんが
小学生の修学旅行で日光に訪れたときの話です。
私が、小学校5年生の時に修学旅行で栃木県の日光を訪れました。
昼間はもちろんさまざまな観光名所を訪れバスでの移動も楽しんでいました。
1日目の夕方、宿に到着しみんなで食事をした後はクラス対抗レクリエーション大会が宿にあった体育館で行われました。
クラス対抗のレクリエーションが終わった後、私のクラスだけは体育館に残りクラスの皆で
うす暗くした体育館の中で、怖い話がはじまりました。
よく耳にする、学校の怪談や口裂け女の話・霊感の強い子が実際に会った話などを順番に思いつく限り話をしては
クラス全員で盛り上がっていました。
その中で、一番耳にした話は全てシチュエーションは違うものの金縛りに関する話が多く、
怖い話が苦手だった私はこのレクリエーション大会が終わった後も
少し怖々と部屋に戻りました。
怖いなと思いつつ、友達との部屋でのやり取りや写真撮影などが楽しく、
怖い話などすっかり忘れていましたが
消灯時間がやってきて、部屋の明かりや宿全体の明かりがほぼ全て消され
私も眠りにつきました。
しかし、眠りについてから何時間かすると何だか息苦しさを感じ目を覚ましてしましました。
すると、身体がずっしり重たくなり動かす事ができなくなりました。
その直後に、私たちの部屋のドアがゆっくりと開き誰かがゆっくりと部屋の中に入ってきたのです。
扉の方が見えていた訳ではないのですが、このとき何となく誰かが入ってきた!と直感で感じていました。
部屋に入ってきたものは、ゆっくりと私の寝てた2段ベットの上まで上がってきて私の顔をのぞき込みました。
のぞき込まれたときに、見たのは女の人の顔でした。
どんな顔をしていたとか、服がどうとかはこのときの恐怖のあまり記憶があいまいになっています。
私の顔を覗き込んだ女は、しばらく私たちの部屋をうろつき部屋から居なくなりました。
その後は、いつの間にか眠っていたようで朝になっていましたが
私たちの部屋のメンバーはみんな浮かない顔をしていて、
話を聞くと全員が金縛りにあい
その女に顔を確認されたようでした。
なぜ、その女が私たちの部屋に来たのかは不明ですが
これが初めての心霊体験でした。