三重県伊勢市の伊勢道路にまつわる昔ながらの話があります。
それは、伊勢道路の工事を行っている時からの話でありました。
伊勢道路は、内宮の玄関口から、神宮の山々を抜けて、志摩市の磯部町へと抜ける道路であります。
途中、二つほどトンネルがあるのですが、峠を抜けると、大きなダムがあり、磯部町の人たちの大きな水源になっています。
その、ダムを作る工事の時ですが、何軒か民家があったのですが、立ち退きを迫られてようです。
しかしながら、何時までも立ち退きをせずに頑張っていた人がいたそうであります。
そして、その人たちは、ダムの工事が始まっても立ち退きをせず、
どうやら生き埋めになったような話を耳にしたことがあります。
そこで、話は続くのですが、この伊勢道路が開通をして、
市民が通行できるようになってからの話でありますが、
よくタクシーの運転手が夜中にこの道を利用していました。
その時の話でありますが、タクシーの運転手が、
夜中にこの伊勢道路のダムのあたりを通りかかた時、手をあげるひとがいました。
タクシーの運転手は停車して、乗客を乗せました。
そして、発車してしばらく走っていました。
それが、途中、後ろを振り返って座席を見ると、誰も載っていません。
確かに乗客を乗せたはずなのに誰も載っていないのです。
そして、座席には、水が湿っていました。
この話が、皆に伝わると、皆は、これは、ダムに生き埋めになった人の幽霊で、
時々、現われるのである、と言うようになりました。
そのタクシーの運転手は、その後、精神病院に入ったそうであります。
これが、三重県伊勢市の伊勢道路に古くから伝わる、有名な怖いお話であります。
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