私が実際に体験した、友達と車でドライブしていた時の怖い話です。
もう20年以上も前の話ですが、私の車で友達1人と私の2人でドライブしていました。
当時は週に何回も夜遅くまで友達と遊んでいましたが、
当時私の家があるところには若い子が夜遊ぶ所がなく、
深夜まで開いているファミレスやカフェもなかったので、
だいたい私の車でドライブしながら話をしていました。
その日(何月何日だったのか忘れましたが多分半袖の季節だったと思います)
もただ喋りながらいろんなところをドライブして、帰り道はどの道で帰ろうかという話になり、
農免道路で帰ってみようかということになりました。
その農免道路は、坂道を降りきった道路に車を止めてギアをニュートラルにすると車が静かにバックする。(つまりバックで坂をのぼりはじめる。)
などの現象がおきていて地元では知る人ぞ知るミステリースポット的な道路だったので、
それまではその道を通ろうと思ったことはないし、ましてや夜中に通るなんてあり得ないはずなのに、
なぜかその日はどちらからともなくそこを通って帰ろうと言い出したのです。
時刻は多分11時半過ぎだったと思います。
農免道路を走り始めました。
特に何も起こらず、(起こるとも思っていませんでしたが)、普通に話をしながら走っていたらトンネルに差し掛かりました。
トンネルの入り口のあたりで竹箒を持ったおじさんが作業をしていました。
道路工事かなーと思い、別に気にすることなく通り過ぎてトンネルの中へ入りました。
夜の人気のないトンネルはちょっと気持ち悪い感じがすることが多いですが、
そのトンネルの中は特に暗くもなく、普通のトンネルでした。
トンネルを抜けてしばらくして次のトンネルの入り口のところにまた竹箒を持ったおじさんがいました。
私と友達は
「さっきのおじさんとおんなじような服の人だったよね」
「工事だったら他にも人がいるよね」
「絶対おんなじ人だよね」
「ぎやー!!!!!!」
猛スピードで道路を下って帰って来ました。
それからその農免道路は通っていません。