私は普段、全く霊感がないのですが、その私が体験した唯一の心霊体験です。
あれは私が中学2年生の時の話です。
学校の行事の一環で、鉢伏山に2泊3日のキャンプに行っていました。
鉢伏山というのは、兵庫県下の小中学校だと割とよく利用する場所なのですが、怖い話もたくさんあります。
実際小学校の時にキャンプに行った時は、
夜の肝試しの時、先生が派手に転んだのですが、
一部の児童が、先生の足元から白い何かが飛んで行って、
先生が転んだと、号泣していました。
その時は、私は何も見えなかったのですが、
この中学2年のキャンプの帰宅後に、怖い思いをしました。
最終日、キャンプで散々山登りなどさせられた為、相当疲れていていましたので、
帰宅後、直ぐに夕食、入浴を済ませて、布団に入りました。
暫くすると、急に息苦しくなり、寝がえりをうとうとすると、体が動かなくなっていました。
それだけでも十分怖いのに、途中から大勢の男の人が耳元で、何か大声で話始めたのです。
ただ何を言っているかは全く理解できず、すぐそばで何人もの人が怒鳴っているので、
目も開けれず、じっとしていました。
その頃の私は、家の仏様にお経をあげたりしていたので、
必死でその覚えていたお経を心の中で唱えました。
ただ途中までしか覚えていなかったので、覚えてる所まで唱えて、
もしまだ金縛りがとけなかったらどうしようと思っていたのですが、
幸い私が覚えてる所で、金縛りがとけて体が楽になりした。
結局その日は怖かったので、目を開けずそのまま寝てしまったのですが、
次の日学校に行って、ちょっと霊感の強い友達にその話をしたら、
「その男の人達が何言っとったか分からんでよかったで。
分かったら、あんたどっか連れて行かれとったかもしれんで」
と言われてぞっとしまた。
鉢伏山から何か連れて帰って来てしまったのか、
まったく原因はわかりませんが、最初で最後の私の心霊体験です。