熊本県にある遊園地・三井グリーンランドで、ここのお化け屋敷は本物が出るよと噂が昔からあったんです。
怖いもの見たさで、私は学生時代の友達に呼び掛け、数人で出掛ける段取りに。
よく晴れた夏の日で、私はワクワクしながら遊園地に入園しました。
最初は軽いアトラクションを楽しみ、食事を済ませ、ワイワイとまるで修学旅行の様な楽しい同窓会になっていました。
日が少し落ちた夕方になり、いよいよ噂のお化け屋敷に入ってみようと言う事に。
6人で入ったので、前に3人後方に3人と言う並びになって進んで行きました。
古い遊園地だったので、設備もそんなに最新式の物はなくて、本当にシンプルな仕掛けばかり。
人形や音響で演出してあるので、私はあまり驚きもしないで中をじっくり観てました。
他のお客さんは無く、私たちの歓声が響いていました。
その内に出口になってしまい、あっと言う間にエンディングでした。
なぁんだ、普通だったねーと拍子抜けした私たちに、出口にいたスタッフさんが宜しければ記念に撮影しますよ。
とカメラを持って来てくれました。
プリントアウトして配るサービスを夏休み期間限定でやっているらしく、何枚かサンプルが貼られていました。
もちろん私たちは思い出に欲しいよねと全員で撮影に。
お化け屋敷の出口をバックに記念撮影しました。
スタッフさんがプリントアウト出来たらお呼びしますねと番号札を渡してくれたので、
プリントアウトできるまで飲み物を飲んだりしながらおしゃべりして待ちました。
十分もしないでスタッフさんがニコニコと写真を封筒に入れて持って来てくれたので、
受け取ると写真の数が人数より多いんです。
不思議に思って仕上がった写真を見ると、ピースサインしながら映る私達の背後には、クッキリと知らない女性が3人写っていました。
確かにあの時私達以外のお客さんはいなかったし、出て来たのは私達6人のみ。
あの女性達は誰なのか、未だにわかっていません。
子供の足にまとわりつく手(三井グリーンランド)
これは、私と私の子供が体験したお話です。
私たちは夏休みも残りわずかということもあり、家族で揃って遊びにいこうという話になりました。
そこで、行き先に上がったのが、三井グリーンランドでした。
三井グリーンランドは、私たちの家から車で3時間程度ということもあり、子供たちの遊び場としてはちょうどいい場所でした。
その日も子供たちと1日楽しく遊んでいたのですが、私には、三井グリーンランド内のアトラクションで、どうしても行ってみたいところがありました。
それは、廃校への招待状という実際の校舎を改装して造られたお化け屋敷で、今までは子供たちも小さかったということもあって入ることはありませんでした。
ただ、今回は子供たちに一緒にはいる?ときいたら、二人のうちの一人が一緒にいくといったので、今回初めて入ってみることにしました。
実は、このお化け屋敷は、怪奇現象が起こることで有名で、テレビでも何回か取りあげられるほどでした。
その現象というのが、途中で女性の鳴き声が聞こえてくるといったことや、何もないところで誰かに足をつかまれるといった内容でした。
このような話が好きな私は、どうせ盛り上げるために面白おかしくやってるだけだろうと全く信用していませんでした。
そして、子供と一緒に入ったのですが、どこにでもあるお化け屋敷で、何一つ変わったことは起こりませんでした。
しかし、子供が、何もないところで急に泣き出したので、子供には怖すぎたかなと思い、子供を抱え外へ出ました。しかし、その日の帰り道、何気ない子供との会話で私はゾッとしました。
「お父さん、お化け屋敷、足をさわられるところが一番怖かったよね」といったのです。
もちろんお化け屋敷ないにそんな場所はないし、子供には何もいっていません。
ただ、急に泣き出したあの瞬間、子供は足をさわられていたそうです。
今でもうちの家族は私以外みんな、足をさわられたことは、そういうアトラクションだったと思っています。