これは、私が知人から聞いた話です。
この話は知人が高校生の頃の話です。
知人は当時友達と深夜までチャットをしながらネットゲームをすることが日課になっていました。
その日も、知人はいつもの友達とチャットをしながらゲームをしていました。
すると、知人の住んでいる近くに小さな神社があるのですが、
そこからカーーン!カーーーーン!と何かを打っているような音が聞こえたそうです。
その音は、すぐに止んだそうなのですがまたしばらくすると同じ音が聞こえてきたそうです。
間隔をおいて聞こえる音に、最初は気にも止めていなかったのですが、
5回目くらいに聞こえたときに何か違和感を感じたそうです。
知人が感じた違和感、それはその音がだんだん自分の方に近づいてきている気がしたのです。
そんなはずがない・・・。と思ったのですが、
やはりその音はだんだんと自分に近づいてきています。
そしてついに、知人の部屋は一階で玄関から渡り廊下を渡ったところにあるそうなのですが、その音が家の前でなったそうなのです。
ヤバいと感じた知人はチャット中の友達に
「さっきからカンカン何かを鳴らす音が近づいてきてきているんだが、そっちで何かきこえないか?」
と聞いたら「そう?何も聞こえないんだけど・・・・。」と。
そして音は玄関の前まで来て、知人は友達に
「ヤバい。今すぐ家に来てくれ。」と助けを求めたそうです。
幸い、その友達は知人の家から近い所に住んでいたそうなので、
友達は「すぐいく」と知人のただならぬ雰囲気から察したのか、来てくれることになりました。
そこでチャットを切った知人は、部屋を暗くしてじっと友達が来るのを息をひそめて待っていたそうです。
その間に音はどんどん近づいてきて、ついに知人の部屋の前に来たそうです。
カーーーン。カーーーーーン。と部屋の前でなる音。
知人は勇気をだして、部屋の扉を開けたそうです。
しかし、そこには何もいなかったそうです。
それ以降は音も聞こえず、駆けつけてくれた友達と一緒にすごしたそうです。
あの音は一体何だったのか?
今でも不思議だといっていました。