友人から聞いた話です。
友人は大学に入り、しばらくして
先輩に誘われたドライブサークルに入りました。
サークルに加入してすぐ高速道路を使わずにどこまで行けるのか?
という企画で旅をすることになりました。
出発当日は友人と友人の先輩2名しか集まらず、
これなら軽自動車でも行けるということで一番買ったのが最近の友人の車で行くことになりました。
愛知を出発して少ししたところで、
先輩があれやこれと寄り道をしている間に
愛知を出る前に日はとっくに暮れていました。
さすがにそろそろ出発しないと旅行にならないというわけで、
夜も結構遅かったみたいですが長野方面へ出発したそうです。
豊田市に入ったとき先輩方が
「旧伊勢神トンネルを見たい」
という話が出たそうで友人は仕方なく向かったそうです。
いざ付近まで来てみると大の男3人はビビッてしまったらしく、
もうやめようといいさっさと車に乗り移動しようとしたとき、
友人は白い足跡がペタペタと歩いているのを見ました。
それはすぐに消えてしまい、
先輩に聞いて見たところ、2人とも見ていないというので
友人は気のせいかこういう場所にいるから
勝手にそういうものが見えてしまったんだと思い、気にしないようにしました。
しばらく走って長野かな?というところまで来たとき、
友人がまた白い足跡を見つけました。
2回も同じものを見るのは不思議だったので、
あまりに気になった友達は車を停め、足跡をつけていきました。
足跡はちょうどトンネルの手前まで続いており、
そこには1足の子ども用のシューズが揃えておいてありました。
気味が悪くなった友人はトンネルから慌てて引き返そうとしたとき足跡が動き出しました。
友人はなにかヤバいと思ったらしく、
車に向かって走り出したところトンネルを走ってきた車に撥ねられました。
幸い撥ねた車のスピードが緩く命に別状はなかったですが、
友人が撥ね飛ばされているときに足跡が
こちらに向かってすぐそばまで来ているのが見えたそうです。
事故の音を聞いて駆け付けた先輩2人は、
倒れている友人の背中に小さな子どもの足跡がついていたのをみたといっていました。
足跡と事故を起こしたことの関係はわかりませんが、
友人は事故以降白い足跡を頻繁に見かけるそうです。
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