普段から、テレビや映画を見てすぐ涙してしまう感動屋さん、
悲しい話や気の毒な人の話を聞くとすぐに心から同情してしまう、
優しくて慈悲深い人って身近にいますよね。
日本人はもともと優しい国民性なので、
自分自身がまさにそう…という方も多いでしょう。
そんな人は、実は無自覚の憑依体質である場合が多いので、
注意が必要です。
いわゆるお化け、霊というのは多くは孤独で寂しいもの。
気付いて欲しい、気にかけて欲しいという強い思いをこの世に残しているからこそ、
目に見える形で現れてくるのです。
なので、そんな思いを感じ取ってくれる人や同調してくれる人を見つけると、
きっと何かしてくれると思ってついて来てしまう、それが憑依です。
霊の全てが悪い影響をもたらすわけではなく、
無害な場合も多いです。
霊能力のある人にしか見えることはありませんが、
実際の話、驚くほど多くの霊を引き連れている人も珍しくないようです。
しかし、強い負の念を残して亡くなっている霊や、
死んでしまったことに気付かずさまよう霊などとは、
極力関わらないようにするに越したことはありません。
わざわざ自らいわくつきの場所に行ったりする物好きの方は別として、
少しでも「感じやすい」体質を自認している方は、
まずはそうした場所には足を向けないこと。
うっかり近付いてしまっても、決して亡くなった人のことを
思って同情したり悲しんだりしないこと。
そんな時には、「私には何も出来ません、ごめんなさい」と静かに念じ、
速やかにその場を離れるのがベストです。
また、路上で車にはねられたりして
死んでいる動物を見かけたりすることがあると思います。
そんな時にも、手を差し伸べて自ら供養をしてあげられる場合はいいのですが、
それも出来ない時に無闇に同情し過ぎてしまうのも、
感応して魂がついて来てしまったりするのであまり良くありません。