暑い夏の日には友達と怖いもの見たさに肝試しに行きたくなったことはありませんか?
これは10代の頃の私の実体験です。
友達6人ほどと暑いし暇だから肝試しを計画しました。
場所はネットで検索して見つけた関西にあるクレー射撃場の廃墟です。
真っ暗ではないと雰囲気が出ないので、夏で日が落ちるのが遅く準備などがあったので出発は21時を過ぎていたと思います。
私は懐中電灯に新しい電池をいれて集合場所に行きました。
6人なのでセダンの車には全員乗れないため、ひとりは原付で行くことになりました。
廃墟には直接車でいけないので近くに車を停め、真っ暗な獣道を歩いて目的地まで行きます。
真っ暗な草がぼうぼうの獣道を私が用意した懐中電灯ひとつで進みます…。
みんなの話し声と風の音と草の音しかしません。
ノリノリで楽しく歩いていた私達ですが、目的地のクレー射撃場の建物についたとたんに…
プツンと懐中電灯が切れました。
(電池を新品に変えたばかりなのに!?なんで!?)と真っ暗の中みんなパニック。
でもここまで来て帰るのも…ということで携帯電話の画面の光で肝試しを継続しました。
前に肝試しをした人が残したであろう2階の窓に繋がっている縄を使って建物に侵入します。
…最後が私だったんですが、嫌がらせで縄を回収され真っ暗の原っぱにポツンとひとり…。
風のゴーゴーした音しか聞こえません。
明かりは携帯電話の画面の淡い光のみです。
怖い怖い本当に怖い!!
…後日上にいた友達に「あの風の音、人の声がしていたよね」と言われました…。
友達の気がすんで私も2階に上がれて肝試しです。
それ以外は携帯電話の充電が異常な早さで減っていって一人ひとりの携帯電話が順番に充電切れになったこと以外なんの出来事もなく、あっという間に肝試しは終わりました。
…ですが、本番はここからです。
興味本意でそんなことをした私達にバチが当たったのか、
私は携帯電話が調子が悪くなり(充電きれていたはずなのに写真が何枚か撮れていました…怖すぎる)、
なにも知らないはずの勘の強い母に「どこにいった?怒った白い女の人連れてきてる」と言われ、
他の友達は街灯の下にいるときにいきなり電球が割れたり、
パソコンが壊れたり、何もないところで怪我をしたり…
たまたまかもしれませんが色んな事が起きました。
その後行った友達は何も無かったようなのでたまたまだったのかもしれませんが、本当に怖い思いをしました。
あのとき電池が切れた懐中電灯はその後電池を変えてもなにも反応せず壊れてしまいました。
たまたまだったんでしょうが…タイミング良すぎでした。