宮崎県宮崎市の青島にある廃墟となった海辺のホテルは非常に有名な場所であります。
その理由は心霊スポットとして実際に見たという人が多いからです。
その場所は昔はラブホテルだったのですが、私が初めて訪れたときには廃墟となっておりました。
そして友人4人と夜、花火をするついでにその場所に寄ってみたのであります。
最初は熱い夜ということもあって非常にむしむしする中きもだめし的に行ってみたのですが、
建てや入るなりいきなり寒気がしたのです。
私は霊感があるほうではないのですが、友人の一人がここはやばいといきなり言い出して外に出て車で待つと言い出しました。
もちろん私も一緒に逃げ出したかったのですが、他の友人たちの手前もあり一緒に逃げ出すことができなかったのです。
私は残った友人たちと奥の部屋に歩いていったのですが、この時点でやめて引き返しておくべきでした。
実際に先に進んで行き、暗い建屋でぼろぼろになっている各部屋を見ていくうちに本当に恐ろしくなってきたのであります。
そして海に近いということもあり海風が吹くたびにきしむ音が響き、私と友人たちはそろそろ引き返そうかと話しておりました。
この時点では雰囲気としてはこわかったのですが何も起こらない状態でありほっとしていたのであります。
すると一人の友人がいきなり大声を出して走っていき、私はその勢いで一緒に建屋の外に出たのです。
そして友人たちとすぐに車に乗り何でいきなり走り出したのかを聞いたところ、
ドアの付近に男性の姿をはっきり見たというのです。
私たちは背筋が凍りつきました。
後に聞いたのですが、そのホテルの支配人が経営に行き詰まり自殺したとのことでした。