昔自身で体験した実話です。
小学校6年か中学校1年の頃だったと思います。
初めて猫を飼いました。猫の種類はシャム猫です。
猫を飼う事が初めてでなのか、シャム猫はなかなかなついてくれなませんでした。
それでも自分なりに可愛がっておりました。
真冬の頃の話です。
ある時シャム猫が居なくなってしまい、両親共に近所を探しまわったのですが見つけれず悲しくてないていました。
それから何日かしての夜中の事です。
夜眠っていると、床下一面から耳の鼓膜が破れるのではないかと思うほど一面に何十匹もの猫の鳴き声がしました。
私は怖くて起き上がることもできず、両親を何度も何度も読んで起こしましたが、両親には全く聞こえてないようで全く起きませんでした。
もちろん、床下に実際に何十匹の猫なんていません。
何かを伝えたいのか一斉に私に向けて鳴いているようでした。
怖くてじっとしているうちにいつの間にか眠っていて朝になり、両親に猫の鳴き声の話をしましたが、何も聞こえておらず、夢を見ていたんじゃないかと言われました。
ですが確かに私は起きていました。
決して寝ぼけていたりしていません。
それから数日後、雪の下からシャム猫の死体が発見されました。
たぶん、外に出た際に雪が木から落ち動けなくなり埋もれてしまったんだと思います。
床下の一面に聞こえた数十匹の猫の声は亡くなった猫たちがシャム猫の危機を私に教えてくれていたのだと思います。
私は助けてあげれなかった事、気ずいてあげれなかった事が悔やまれます。
猫はわずかな期間の愛情にしても私を頼ってくれた事を心に刻んでおります。
決して忘れることはできません。
誰も信じなくとも。