一昨日ですが信州に住んでる妹が葬式で実家に帰ってきました。
理由は前の会社の上司I課長が亡くなったためでした。
本来妹は出ない予定でしたが、前の会社の人から誘われ出る羽目になり帰ってきたのです。
夕食時に葬式から戻ってきた妹から話を聞き食事しました。
I課長は生前は仕事の出来る方だったのですが、
男性には普通に接したりするのが女性に対しては暴言や
セクハラしたりするとんでもない奴だったそうです。
妻子も居るのに新人の女性に迫り肉体関係を結んだり、他の社員にセクハラしたりしてました。
妹も胸を揉まれたりお尻を触られたり毎日していたそうです。
何とか耐えてましたが昨年の夏の始まりに喧嘩になり怒りました。
その結果会社に知れ渡りI課長は減給と処分を食らいました。
代わりにI課長から妹は秋に信州の会社にありえない強制的な人事異動の命を受けました。
妹は辞めようかと思いましたが他の方のアドバイスもあり応じました。
異動前の夏休みに会社の旅行で京都等の近畿方面の旅がありました。
妹は会社で積み立てていたお金もあり直前のキャンセルは
全く帰ってこないのと同僚や他の社員の方との誘いもありいく事になりました。
I課長には近づかず話もしないで妹は旅行を楽しみました。
一日目は大阪で遊び泊り、二日目、三日目は京都・奈良、三重・和歌山等行きました。
その中で比叡山に行ったそうです。
比叡山の山のガーデンミュージアムという場所に行ったときの事でした。
天気も良く見晴らしのいい山々。
自然や花や木のガーデニングもあり妹は心がだいぶ癒されました。
景色の見える展望台があり建物の中に入り上のガラス張りの景色は最高だったそうです。
そこにI課長は嫌がったり顔の引きつった女性社員たちをはべらせて体に触ったりハグしたり写真を撮影してました。
妹はそこで気づいたそうです。I課長の頭の周りの上に何かが浮いているのを…
最初はゴミか何かが待っているのかと思いました。
が、よく見てみると丸い明るい小さな光球のようなものがあったそうです。
ゆっくりですがふわりふわりと浮いていたそうです。
妹は目を疑いましたがやはりそれは光球。
ひとりでに動いてI課長の頭や体の周りを旋回していたそうです。
周りの人たちは気づきません。
やがてI課長の顔が遠めですが青白く見えました。
その顔がすごく不気味に思ったそうです。
I課長達が下りて妹はその場所に行きました。
光球はだいぶ小さくなってましたが、ユラユラ揺れて回っていたそうです。
妹が立ち去ろうとしたら周りにほとんど人は
いなかったのですが彼女の耳元辺りに人の小声で話す声が聞こえました。
妹が驚いてあたりを見回したら光球は弾けたかのように全く無くなってました…。
妹も驚きと怖さで展望台を後にしました。
その後辞令で妹は信州に行き仕事と生活を頑張ってました。
I課長の葬儀で戻ってきました。
妹の話によるとI課長は死因が原因不明との事でした。
ただ奥様から旅行に言ったあたりから体調を崩し始めたそうです。
食欲が減り、トイレも下痢ばかりで篭ったりして、
げっそりと痩せて行ったそうです。
精密検査もしましたがガンでもなくよくわからなかったそうで、
年明けも仕事に来てましたが車椅子でしか移動と
軽いデスクワークしかできなかったそうです。
妹が見たものは光球。オーヴと言われるものだったのか?
人魂だったのか?死の予告みたいなのか?それは定かではありませんが
それを見て妹は今でも言います。
「綺麗な色だったけど、寂しさというか儚さというか怖さがあった…」
と彼女は言います。
I課長に飛ばされたおかげで妹はその会社の方と付き合い今年結婚することになりそうです。
I課長のお蔭で妹は幸せになれたのかもしれません…
比叡山には霊や引き寄せる何かがあるのかもしれません。
世の中には常識ではわからない。解明できないこともある。彼女の話を聞いて思いました…
I課長の業、行いがそういう結果になったのかもしれませんね。